「怪談 牡丹燈籠」2010/04/19 00:09

 これも、ずいぶん前に録画してあったのを、ようやく観ました。
 死んだ恋人が死霊になって男の下へ通ってくる。男は相手が死んでいると知らされて、びびって家にお札を貼るのですが、諦められないお露さん。
 女は一途で、怖い。そして男の愚かしいこと。
 牡丹灯篭なんですが、お露さんはあんまり怖くないっていうか、影は薄かったです。お露の乳母のほうが迫力あって。
二幕構成で、一幕はお露さんが男を取り殺すまで、そして一幕で金欲しさに幽霊に協力した夫婦の末路を描いた二幕。
 大河ドラマでもいいトコの坊ちゃん的若侍をやっていたので、そのイメージのまんまだった瑛太。彼も真面目な感じに演じていて悪くは無かったのですが、どうしても段田安則に比べて弱かったなあ。
 夢か現か、と、なんか幻想的な構成も試みていましたが、それはちょっと、中途半端に複雑になったような。ストレートに、女の怨念が中心に来るものだと思っていたんですが。