「孤高のメス」2010/06/10 09:52

 ラスト、お別れのシーンで手術室ナースが衝撃の告白。
「ずっと言えなかったけど、わたし、都はるみが好きだったんです」
 ちゃうやろ、と胸の中でツッコム私。あなたが好きなのは当麻医師の方やん、メッチャ見てるしメロメロに崇拝しとったやん。
 医療モノはあんまり観たり読んだりすることはないのですが、これは芸達者な出演者さんたちに惹かれて観に行きました。
 まさに理想の医師、を演じた堤真一。メチャメチャいい人な主人公の対極として描かれた医師の、これもまた絵に描いたような卑小っぷりを生瀬勝久が好演。他にも、息子が脳死状態になってしまった母親の悲嘆を余貴美子が情感たっぷりに熱演していたんですが。
 なんか、普通過ぎるっていうか。あまりにも分かり易すぎる設定と展開と演出で(頭痛でフラフラしてきたのを差し引いても)なんか眠たくなるのです。
 いっそ、突然出てきた子供たちの合唱なんかじゃなくて、劇中歌からエンディングまで全編コブシの効いた都はるみを流していたら、KY全開で面白かったのに。

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