「沈黙」2010/06/19 00:49

 キリシタン弾圧を背景に、「信仰」の在り方を問う。

 その昔、教科書に一部抜粋されていたのを読んで、それから他の遠藤作品も読んだりしたものです。
 しかしこの「沈黙」自体は、部分的に拾い読んだだけで、全体をキチンと読んではいませんでした。前半の書簡の「神様万歳」っぷりと高尚な精神になじめず、読みづらかったので。
 どんなに祈ろうと、信じようと、最後に決断を下すのは人間自身で、人間を救えるのも人間なんじゃないでしょうか。愚かな人でも立派な人でも。
 神様は、沈黙していていいのです。

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