カフェ・ド・ラ・ペで3つ2010/09/09 23:46

 重陽の節句。台風が去って、朝夕の風が涼しくなってきました。
 今日はどうせ習い事で行くことになるので、昼からずっと難波です。
 移動のためにせっせと歩くことはないので、サンダル履きの軽装。公演と公演の間の時間は、パークスの木陰で小雀を愛でつつお弁当にしたり、秋物のお洋服や靴を見て回ったり。

 相変わらず平日の昼間から、立ち見の出る盛況。カフェ・ド・ラ・ペはやっぱり、演奏聴くのにいいんですよね。涼しくて静かで、席は120用意してくれているし、パイプ椅子より座り心地良いし、待ち時間の間に飲み物注文できるし。昼間からビール頼む人も。
 何よりも、御堂筋の青い公孫樹をバックにしたステージの、客席から近いこと。早めに並んで前の方に座れば、本当に目の前で演奏を楽しめるので、この点では本格的音楽ホールよりいいかも知れません。
 演奏家の方たちには、御堂筋の南の端っこまで移動してくるの、大変かもしれませんが。しかし今日も素晴らしい演奏で、命の洗濯させていただきました。

第54公演:ヴァイオリン 橋本安弘 チェロ 林口眞也 ピアノ橋本佳代子
 メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調Op.49
 12時からの公演は、前方壁際のゆったり一人がけソファで聴いていました。
 アンコールはとっても甘やかな「トロイメライ」。シューマン・イヤーですね。

第57公演:ヴァイオリン 佐久間聡一、田中美奈 ピアノ 鈴木華重子
 モシュコフスキー 2本のヴァイオリンとピアノのための組曲
 全然知らない作曲家さんでしたが、素敵でした。浪漫派、なんだそうです。
 アンコールのバッハまで、なんかロマンチックに聴こえてきちゃう。

第60公演:トランペット 秋月孝之 ピアノ 仲香織
 今年は弦を聴くことが多いですが、トランペットも好きです。かっこいい。
 昨日北御堂で「調理場のレビュー」をご一緒されていたお二方。秋月さんは今日も、昨日と同じくトークのためのアンチョコを用意していながら、忘れてきてしまったという。
 仲さんは、今日聞いた三人のピアノの中で一番私の好みかな。別に、昨日メイドさんルックをなさっていたからってわけではないです。
 曲は、
 アーバン チロルの歌による変奏曲
 サン=サーンス 変奏曲 ホ長調
 アンダーソン トランペット吹きの子守歌
 シャルリエ コンクールのソロ
 で、アンコールが「庭の千草」

 明日は、朝起きれたら、なんばCITY。日本人なら、ベートーベンでしょう。