「津軽百年食堂」2011/04/16 00:10

 おいしいお蕎麦が食べたくなります。
 絵に描いたような地元愛な「ご当地映画」。緑色の東北新幹線は格好良かったし、津軽さくら祭は花満開できれいでしたが。
 当映画は青森・東北を応援します。収益の一部を義援金に……ってのがなければ、観に行くことは無かったかもしれない。
 東京でパッとしない生活を続けていた主人公が、父の入院をきっかけに実家の食堂へ戻ってきた、というIターン物語。いい話なんだけど、ストーリーは普通に地味で予定調和。
 その一方で、妙にポップス調なBGMがやかましく感じました。エンディングだけは演歌風味で格好いいかな、と思ったら、THE BOOMだった。百年変わらぬ味が受け継がれる食堂って話だったので、もう少し重厚かと想像していたのですが、結構軽かった。主人公曰く、こつこつ積み重ねて行くのはいいけど縛られるのは嫌だ。
 明るい話なのはいいのですが、なんだか、まとまらない印象。
 特に、カメラマンの娘さんはこの話に要らなかったんじゃないかなあ。他のメインキャストの方々が津軽弁で演技しているのに、彼女だけが弘前に戻ってからも標準語でグダグダしゃべり続けた。

 ご当地映画くくりで、「阪急電車」「プリンセス トヨトミ」も観に行こうかどうしようか。キャスティングは、面白そうなんだよなあ。