「マーラー 君に捧げるアダージョ」 ― 2011/05/21 17:14
女にとって大事なのは、仕事か、家庭か。
MAHLER AUF DER COUCH……カウス椅子の上で、マーラーさんがフロイトさんの心理分析を受ける話。
表現方法が独特で、映像は夢の中のようにリアリティが薄い。現在と過去の回想、インタヴュー風状況解析でブチブチと話が切られてしまっていて、最初ひどく入り込みにくかったのですが、「フロイトの心理相談なんやし、これはリアル風景じゃなくてフロイトさんによる心象風景の再構築として観たらいいのか」と割り切ってからは大丈夫になりました。
マーラーの生誕150年、没後100年記念作品。スウェーデン放送交響楽団をはじめとする音楽はとっても豪華だったですが、残念ながらマーラーさん個人の好感度はガクンと下がってしまう映画でした。
たとえ本当のことだったとしても、「君の音楽の才能はたいしたことないから、私のパートナーとして妻になってほしい」ってな態度はいかがなものだと思う。激しく傷つきながらも、マーラーに従ったアルマさんでしたが、どんどんストレスがつのっていきます。
マーラーさんは考え方が古すぎた。彼なりにアルマさんを愛していたわけですが、彼女の苦悩を知りもせずにいい気なもんだとしか言いようがない。
結局、奥さんに浮気されて苦しむマーラーですが、そこへ、フロイトさんが逆転の一言を。
最終的には美しく愛に満ちた感じで終るのですが、しかしやはり「いい気なもんだなあ、この男」と、釈然としないモノが残ってしまう。
MAHLER AUF DER COUCH……カウス椅子の上で、マーラーさんがフロイトさんの心理分析を受ける話。
表現方法が独特で、映像は夢の中のようにリアリティが薄い。現在と過去の回想、インタヴュー風状況解析でブチブチと話が切られてしまっていて、最初ひどく入り込みにくかったのですが、「フロイトの心理相談なんやし、これはリアル風景じゃなくてフロイトさんによる心象風景の再構築として観たらいいのか」と割り切ってからは大丈夫になりました。
マーラーの生誕150年、没後100年記念作品。スウェーデン放送交響楽団をはじめとする音楽はとっても豪華だったですが、残念ながらマーラーさん個人の好感度はガクンと下がってしまう映画でした。
たとえ本当のことだったとしても、「君の音楽の才能はたいしたことないから、私のパートナーとして妻になってほしい」ってな態度はいかがなものだと思う。激しく傷つきながらも、マーラーに従ったアルマさんでしたが、どんどんストレスがつのっていきます。
マーラーさんは考え方が古すぎた。彼なりにアルマさんを愛していたわけですが、彼女の苦悩を知りもせずにいい気なもんだとしか言いようがない。
結局、奥さんに浮気されて苦しむマーラーですが、そこへ、フロイトさんが逆転の一言を。
最終的には美しく愛に満ちた感じで終るのですが、しかしやはり「いい気なもんだなあ、この男」と、釈然としないモノが残ってしまう。
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