「ブラス!」 ― 2011/10/01 21:57
地デジになってから京都TVが映らなくなっていたのですが、最近、何故か観られるようになったのに気付きました。
この局、マイナーなんだけど良質な映画を、結構放送してくれるんですよねえ。
96年、イギリス映画。
実在のブラスバンドをモデルにしていて、この手の映画の鉄則として、音楽がとても効果的で、美しい。
しかしその美しい音楽は、悲しい敗北宣言であり、痛烈な社会批判なのです。
炭鉱の町で、炭坑夫たちによって結成された歴史あるバンド。
しかし、炭鉱は閉鎖問題の真っ最中、バンドメンバーたちは失業の危機に立たされていた。
炭鉱は時代遅れ。炭鉱の存続をかけて経営陣と戦うか、諦めるか。
バンドの指揮者は言う。音楽がすべてだ、と。
その指揮者の息子は、借金を負って家財を差し押さえられているのに、新しいトロンボーンを購入してしまう。
生活と。
音楽。
どちらも大切ですが、でも当然、前者が無ければ後者は続けられない。
威風堂々、格好良い演奏を前面に出しながら、その基盤となるものを経済成長の名の下に切り捨てていく社会を、一刺しした映画。
この局、マイナーなんだけど良質な映画を、結構放送してくれるんですよねえ。
96年、イギリス映画。
実在のブラスバンドをモデルにしていて、この手の映画の鉄則として、音楽がとても効果的で、美しい。
しかしその美しい音楽は、悲しい敗北宣言であり、痛烈な社会批判なのです。
炭鉱の町で、炭坑夫たちによって結成された歴史あるバンド。
しかし、炭鉱は閉鎖問題の真っ最中、バンドメンバーたちは失業の危機に立たされていた。
炭鉱は時代遅れ。炭鉱の存続をかけて経営陣と戦うか、諦めるか。
バンドの指揮者は言う。音楽がすべてだ、と。
その指揮者の息子は、借金を負って家財を差し押さえられているのに、新しいトロンボーンを購入してしまう。
生活と。
音楽。
どちらも大切ですが、でも当然、前者が無ければ後者は続けられない。
威風堂々、格好良い演奏を前面に出しながら、その基盤となるものを経済成長の名の下に切り捨てていく社会を、一刺しした映画。
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