料金プラン2012/06/20 22:34

今朝の新聞で、初めて知ったのだけど。

 昼間、電力のピーク時の料金を割高にして、その代り深夜早朝の料金を安く抑えて電力の使用時間帯をズラそうっていう、関電家庭向け料金プランです。
 申し込みがたくさんあるそうなんですが。
 驚いたのが、電力消費量とは別に支払う、基本料金の設定。
 普通の一般家庭で選択されている通常料金では、月320.25円。
 で、例の新プランでは、1155円。
 つまり、仮に電力の使用量の部分で800円分料金が割安にできたとしても、基本料が上がった分節電料金プランの方が割高だということです。
 細かく計算したわけじゃないですが、私みたいに元々使用電力量が多くもない単身生活者がこのプランで得をするのは難しいでしょう。
 どう考えても、狙ってやってます、関電。
 新聞記事にはソコまで書かれていませんでしたが、明らかに、「お得になります」につられて節電料金を申し込んだ家庭から、高い基本料金をふんだくる腹です。そうとしか考えららえませんよ、深夜とピーク時の料金差ばかりアピールして三倍以上の基本料金はほとんど説明しないってのは。
 さすがは関西電力、頭いいです、やることが違います。この節電プランを勧めることによって電力ピークをずらすと同時に、家庭からお高い基本料井金を徴収するなんて。正面から「赤字なんで値上げします」って言ったら反発が起こりますからね。もちろん、なんらかの虚偽があるわけじゃないので詐欺でもなんでもないし、それで電気料金損しちゃうご家庭があってもそんなのそのご家庭が迂闊だっただけであって関電の責任じゃあないですよね。
 ……自由化してほしい、家庭向け電力。
 そうすれば新規電力事業者がどんどん自由競争に参入できて、そしたら従来ある大手電力会社にいるまっとうな電力マンの皆様はそっちの新しい企業に移ってもらって。
 最終的に、関電は電力を発送して古い原発を解体するだけの企業になってほしい。