「人形作家 あわの あつこが創る―童謡詩人・金子みすずの世界―」2013/12/26 15:50

 動くはずがないのに、今にも駆け出しそう。
 喋るはずがないのに、今にも声が聞こえそう。
 喜怒哀楽が、今そこにある。
 東文化会館での人形展へ行ってきました。最終日のためか、思ったより人多め。
 主に昔の子供たちの姿を描いていて、表情や体つきがとてもイキイキしていて、お人形特有の冷たい感じがありません。
 着物姿の子供たちが遊ぶ様子は、なんかノスタルジックです。七夕の短冊の横で手を合わせる子供なんて、見たことありませんし。
 作者は、「こだまでしょうか」で有名になった詩人の作品に感化されたということで、何点かの作品には金子みすずの詩が添えられていました。
 これが、意外と、アイロニカルなのです。
 お魚が大量に獲れた漁村の賑わいを描いているかと思ったら、海の中ではお魚の御弔いしてる、なんて・・・・・・
 童謡詩人、というので、あたたかく優しい人道主義なのかと思っていたのですが、
 弾けるような子供たちの横で、ちょっぴりショッパイ世界

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