「アナと雪の女王」2014/07/06 00:02

 近所の焼鳥屋は、何故かディズニー絵本に品書きを書いた紙を貼ってメニューにしています。先日は、焼鳥屋ご夫婦の娘さん(小学校が低学年くらい?)がディズニーのお姫様のごとくピカピカしたドレス姿でウロウロしていました。
 プリンセス・ヤキトリヤ。

 2D吹き替え、でしたが、大きなスクリーンでのCGアニメって、人形劇っぽく立体的に見えるものなのですね。
 ディズニーアニメってそんなに見ないのですが、展開が早いんですね。お姫様姉妹の子供時代からご両親が亡くなって戴冠式までの、駆け足っぷり。
 そして事件が起きて、女王が城を飛び出して、あの有名な、歌いながら魔法で氷の城を作るシーンになるのですが。
 あの状況であの歌を歌うのって、変じゃないですか?
 このシーンは映画の予告編(英語版でした)で観て、なんて格好良い、ハジケたクライマックスシーンなのかと感動したのですが、ほんとうは、お話の序盤の山あたりだったとは。
 妹はその日に会ったばかりの男と結婚するって言うし、隠してきた魔法がバレちゃうしで、女王は大変なショックを受けたはずなのに、いきなり前向きな姿勢になったもんだと驚いていたのですが。
 別に全然前向きなんてなっていなくて、以前にも増して引きこもってしまった女王。ありのままの姿なんて見せてないです。カケラも自分信じていません。いえ、引きこもって人目につかないことで初めてありのままの姿になれるっていうのはある意味真理な気もしますが、でもそういう趣旨の歌ではないでしょう。
 話の展開が強引とか都合がイイとかいうレベルじゃなくて、話の前後をぶった切っているとしか思えませんでした。それでいいの?
 同じ曲がエンディングで流れてきたときには、素直にピッタリだと、思ったのですが。
 いい映画だけど、ここまで評価されるほどなのかなあ。
 お姫様二人はイマイチ好きになれなかったのですが(どう好意的に考えても、職場放棄姉妹)、雪ダルマちゃんは良かったです。愛嬌があってカワイイ。岩人間さんたちも愉快でした。
 ミッキーマウスを始めとした、人間外のキャラクターを描く方がディズニーには合っているんじゃないかと、思えたほどです。