第10回大阪クラシック、祭り2015/09/13 03:20

第71公演 11:30~
開演より一時間ほど早く中之島ダイビルに到着し、リハーサルからお耳の保養です。
最終日一発目は、東日本大震災のチャリティーから始まったロッシーニ・バンド。その時から大好きさ!。
本日のメインは弦楽のためのソナタ6番なのですが。
コントラバスがヒマ、単調でつまらない、との説明のおかげで、コンバス新さんがどれだけが休んでいるかが聴きどころ!?というオカシナことに。難しげなフレーズもちゃんとありました。
ロッシーニは運動会でお馴染みのウィリアム・テル序曲をはじめ、リズムが良くてウキウキと聴けるのが良いです。
そんな楽しいロッシーニ・バンド、ワンピース姿超カワイイ三瀬さんのお声も聴きたかったなあ。

第74公演 14:00~
昼食をはさんでお隣のダイビル本館へ。クスクス笑いの起こるコミック・バンドから一転、プロフェッショナルな格好よさ全開の関西フィル弦楽三重奏。
プログラムにはモーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン、とメジャー作曲家のイイトコ聴かせてくれるのか。っておもったら、モーツァルトの6つの前奏曲とフーガ、は、近年の研究で偽作とみなされ、モーツァルトの曲とは公式認定されていないとか。
そんなこともあるのですね。

第76公演 15:00~
ふたたび、中之島ダイビルへ。「ダイビル」って三つくらいあってどれがどれだかゴッチャになりそうですが。
関西フィル弦楽三重奏もベートーヴェンを、それも初期の作品をやってくれて嬉しかったのですが、再びベートーヴェン、弦楽四重奏の、1番。立ち見の30分が、全く苦にならない夢見心地。
さすが、大フィル首席コンマスの田野倉さん。ベートーヴェンってモーツァルトの心地よさにドラマチックでパンチのある華やぎをプラスしたイメージです。田野倉さんもノリ良さそうな演奏されるので、私の中のベートーヴェン・イメージに合ってるなあ。

第79公演 17:00~
16:00からの公演はいっぱいだったので、もう少し遠く淀屋橋駅の方まで戻る。先ごろ三井生命を買収したという、景気良さげな日本生命本店です。
大阪交響楽団から、ヴァイオリンとヴィオラの女の子デュオ。華やか!かわいい!楽器を使って女子トークしてるような。
モーツァルトの二重奏から始まり、歌うようなタンゴがあり、そしてヘンデル(ハルヴォルセン編曲)のパッサカリア。知らない曲でしたが、好きになれる演奏でした。

第80公演 18:00~
大急ぎでダイビルに戻り、関西フィルのホルン四重奏曲。ずっと弦ばっかり聴いていた一日でしたが、音のボリュームがスゴイもんです。
原始的な、大きな力強さを感じます。狩りのために生まれた楽器ときいて、納得です。ほ
ホルン四重奏の曲はなんか行進曲っぽく聞こえるのですが、戦の高揚ではなく、獲物をしとめる狩猟のパワーなのですね。
しかし最後に耳に残るのは、関西フィルのホルン組の名編曲、「ずいずいずっころばし」。

第81公演 19:15~
例年と違って涼しく、張り切ってたくさんの公演を回ったのですが、最終公演フェスティバルホールの座り心地の良い席に着くと、なんかどっと疲れが出た感じで。
大植プロデューサーのプレトーク喋りすぎ。舞台上でのサービス精神衰えず。ピヨピヨと鳥の声で「時間来てますよ!」て催促される。
曲目は割と普通にメジャーで。
生誕150周年のシベリウス「フィンランディア」で故郷万歳!
ブラームスの交響曲1番。大植×大フィルのこの曲は前にも聞いたことがありますが、その時感じた、内側に溜めを作っていくような印象再びです。
アンコールで童謡を歌い、八木節で手を叩く。大阪市マーク付の派手な赤い法被姿。
大阪クラシックらしい締めで、祭りの終了。

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