第88回センバツ、開幕、春分の日2016/03/21 00:00

風はあったけど、春らしい、穏やかな日差し。

第一試合、智弁学園―福井工業大福井
新二年生三年生だけなのに部員数120ってどんな大所帯なんだか福井工大。この人数を
(不祥事も起こさず)チームとしてまとめるって大変そう。大変な競争を経てレギュラーを勝ち取った選手たち。良く守り、安打も出るけど好機にもう一本出ない。
逆に智弁学園は初回に四球で得たチャンスに四番がタイムリー。四回にも追加点、4-0で開幕戦を制す。守備でちょっとバタバタしたところが不安材料かなあ。

第二試合、常総学院―鹿児島実業
一回戦屈指の好カード。投手力の常総と打撃力の鹿実。
鹿実は四回に同点に追いつき、五回には注目の6割バッター・綿谷が勝ち越しタイムリー。さらに六回に本塁打で4-2自慢の打力を見せつける。投げる方では六回裏に満塁のピンチで好リリーフした下手投げ谷村君が印象的。
常総学院は一回裏に4安打で2点先制したものの、逆転をゆるし、九回表に投手交代が裏目、スクイズとタイムリーで2-6とリードを広げられて反撃の芽を摘まれた!これが勝負の難しさ。

第三試合 滋賀学園―桐生第一
打席でぐるぐるバットを回す四番打者や、サングラス選手(目のアレルギーらしい)や、バントの無い積極攻撃や、多彩な球種と制球で勝負するバッテリーや、とにかく面白いチームでした。春初出場の滋賀学園。思うがままの試合展開で中盤までで9-0。
普通なら楽勝ペースなんですが、終盤に桐生第一打線が安打を集めて息を吹き返す。滋賀学園の神村投手の制球が明らかに悪くなったのですが。点差が開いても諦めず、投手も代打もドシドシつぎ込んで総力戦で勝を取りに行った桐生第一の姿勢が、最後まで面白い試合にしてくれました。9-5。
追いすがる桐生第一に対し、力を振り絞って最終回を抑えた神村投手もお見事。