「ブラック・スワン」 ― 2016/04/16 23:37
観終わってからも、しばらく脳内に響く「白鳥の湖」。もう、この曲、狂気のメロディーとしか認識できなくなってくる。
しばらく前に深夜放送されていた見逃し映画を録画。真面目でいい子なバレリーナが念願の主役を掴んだもののプレッシャーで精神不安定になって、結果として自分の影の部分を開花させて圧巻の舞台を演じるという……単純なストーリーなのですが、ヒロインが狂気に侵されていく様子が見事すぎる。役者の演技力と、映画としての演出力。
どこまでが妄想でどこまでが現実か、ヒロインにとっても観客にとってもあいまいで、不穏で不安な緊張感が作られる。役者の演技力と、映画としての演出力がすばらしい。
こういう映画って、バレエシーンは主演のナタリー・ポートマン自身がやっているのでしょうか。
ナタリーさん、たしか大学進学とかで休業していたはずですが、銀幕に復活しないかなあ。
しばらく前に深夜放送されていた見逃し映画を録画。真面目でいい子なバレリーナが念願の主役を掴んだもののプレッシャーで精神不安定になって、結果として自分の影の部分を開花させて圧巻の舞台を演じるという……単純なストーリーなのですが、ヒロインが狂気に侵されていく様子が見事すぎる。役者の演技力と、映画としての演出力。
どこまでが妄想でどこまでが現実か、ヒロインにとっても観客にとってもあいまいで、不穏で不安な緊張感が作られる。役者の演技力と、映画としての演出力がすばらしい。
こういう映画って、バレエシーンは主演のナタリー・ポートマン自身がやっているのでしょうか。
ナタリーさん、たしか大学進学とかで休業していたはずですが、銀幕に復活しないかなあ。
「ローマ帽子の秘密」 ― 2016/04/24 16:09
国名シリーズは中高生の頃いくつか読んだけど、これは未読だったかな。
アメリカの作家、エラリイ・クインのデビュー作。作者と同名同年齢の推理作家が主人公で、「読者への挑戦状」がつく。
ところが。
これでどうやって犯人の名を当てられるのか、さっぱりわからない。どこか読み飛ばしたのだろうか。
なんかそれっぽいことを語っていたけど、どういう経緯で犯行を行ったかは、犯人の自供で初めて分かる。犯行動機にしたって被害者が手広く恐喝をやっていたのでその被害者が犯人なのですが、ナニをネタに脅されていたのかも後になって分かるし。
全体的にながながくどくどしていて、丁寧に説明しているようでいて、肝心な情報を隠している手法だなあ。
ミステリ部分以外で興味深かった点は、エラリイのお父さんクイン警視が、異様に息子大好きなところ。お前がいないと寂しいよ、って感じで。全然切れ者警察官っぽくないよ。それから、「証拠がなければ作り出せばいい」って、それ、悪徳警官のセリフだ!
1929年刊行。黒人に対する当然のような差別発言が出てくるのですね。アメリカの階級社会の片鱗を見た。
アメリカの作家、エラリイ・クインのデビュー作。作者と同名同年齢の推理作家が主人公で、「読者への挑戦状」がつく。
ところが。
これでどうやって犯人の名を当てられるのか、さっぱりわからない。どこか読み飛ばしたのだろうか。
なんかそれっぽいことを語っていたけど、どういう経緯で犯行を行ったかは、犯人の自供で初めて分かる。犯行動機にしたって被害者が手広く恐喝をやっていたのでその被害者が犯人なのですが、ナニをネタに脅されていたのかも後になって分かるし。
全体的にながながくどくどしていて、丁寧に説明しているようでいて、肝心な情報を隠している手法だなあ。
ミステリ部分以外で興味深かった点は、エラリイのお父さんクイン警視が、異様に息子大好きなところ。お前がいないと寂しいよ、って感じで。全然切れ者警察官っぽくないよ。それから、「証拠がなければ作り出せばいい」って、それ、悪徳警官のセリフだ!
1929年刊行。黒人に対する当然のような差別発言が出てくるのですね。アメリカの階級社会の片鱗を見た。
「境界のRINNE」 ― 2016/04/26 00:40
今月から第二期放送開始、なNHKアニメ。
貧乏死神少年が幽霊退治(?)。ゆっるーいギャグで、何とも言えない安心感というか、心休まる世界。
キャラクターはみんな可愛い。中でも、桜ちゃんにメロメロです。
高橋留美子ヒロインでありながら、主人公のりんね君にオスワリ言ったり電撃やら鉄拳やらをお見舞いすることはありません。
静かに、目で殺す。
クールだけど優しい、戦わないけど頼りになる。
りんね君とくっつくようでくっつかない(早く付き合っちゃえ、と思うけどそしたら最終回だよなー)微妙な距離感にニヤニヤしつつ、週末の癒しです。
貧乏死神少年が幽霊退治(?)。ゆっるーいギャグで、何とも言えない安心感というか、心休まる世界。
キャラクターはみんな可愛い。中でも、桜ちゃんにメロメロです。
高橋留美子ヒロインでありながら、主人公のりんね君にオスワリ言ったり電撃やら鉄拳やらをお見舞いすることはありません。
静かに、目で殺す。
クールだけど優しい、戦わないけど頼りになる。
りんね君とくっつくようでくっつかない(早く付き合っちゃえ、と思うけどそしたら最終回だよなー)微妙な距離感にニヤニヤしつつ、週末の癒しです。
「重版出来!」 ― 2016/04/29 15:30
しゅったい、と打ってちゃんと変換できた。
昨年ヒットした漫画描き映画の二番煎じドラマかと思っていたら、ちゃんとしたお仕事ドラマ。柔道選手としての夢を断たれた女の子が、スパっと頭切り替えて漫画の編集者として頑張るお話。こうやって漫画は作られていくのだなあ。
前向きで、愛があるなあ。漫画好きな感じが。
主演の黒木華も好きですが、オダギリジョーが「船を編む」以来の編集者役なのも、なんとなく嬉しい。
現実は、こんなキレイに行くことばかりじゃないだろうけど。
四月病なんかに負けるな。この時期、新しい環境で頑張る新入社員たちへのエールとも思えるドラマ。
昨年ヒットした漫画描き映画の二番煎じドラマかと思っていたら、ちゃんとしたお仕事ドラマ。柔道選手としての夢を断たれた女の子が、スパっと頭切り替えて漫画の編集者として頑張るお話。こうやって漫画は作られていくのだなあ。
前向きで、愛があるなあ。漫画好きな感じが。
主演の黒木華も好きですが、オダギリジョーが「船を編む」以来の編集者役なのも、なんとなく嬉しい。
現実は、こんなキレイに行くことばかりじゃないだろうけど。
四月病なんかに負けるな。この時期、新しい環境で頑張る新入社員たちへのエールとも思えるドラマ。
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