第41回日本アカデミー賞2018/03/02 23:12

昨年は、あんまり映画観られなかったけど。

目の保養!優秀男優賞5名様の、平均年齢が若いのにビックリです。できれば、オッサン枠で(!?)野村萬斎さん入れて欲しかったなあ。「花戦さ」は最優秀美術で、まあ予想通りっていうか。
佐藤健君が初受賞って意外なんですけど。
そして、優秀男優賞の五人の中に、仮面ライダーが二人も!
当時から素晴らしかったけど、あの可愛らしかったフィリップ君が。…「あゝ荒野」はあまりに長いんで観に行きにくかったのです。最優秀賞おめでとうございます。
是枝監督が優遇されすぎな気はしましたが。
例年に比べれば、ストーリーのネタバレ少なめなのは良かったなあ。役者・スタッフさんたちのお話の方が聞きたいからね。劇場公開が終わったからこそ言えるようなのを。

弦楽四重奏、3.112018/03/12 00:45

プログラムを見れば知らない曲ばかり、国も時代もバラけていましたが、どれも素敵。奏者も実力者ぞろい。
モーツァルトの「狩り」(1784年)によって朗らかに幕を開け。
ヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」(1924年)、夫が妻の不倫を疑って殺した小説(トルストイの短編)を題材にしたって解説(ヴィオラの木下さんによる)を聞いたものだから。火曜サスペンスとか松本清張スペシャルとかのBGMイメージが……。不穏な感じが旧ソ連、旧社会主義国っぽい。
休憩をはさんで。
ハーバー「弦楽四重奏曲第一番 第二楽章」(1936年)。ケネディの葬儀に使われたり、追悼曲として名高いアダージョ。仙台フィルの震災後復活最初の公演でも演奏されたとか。
ヴェルディ唯一の弦楽四重奏曲(1873年)。さすがオペラの名手、ドラマティックな曲。「クロイツェル・ソナタ」に似た感じもあるけど、もっと劇的な感じで、ホ短調だけど暗く沈む感じじゃなくてワクワク感がある。
アンコールは、チェロの近藤さんアレンジの、「ふるさと」。格好良い。
日曜午後、二時間余りの、満足感。

「THE SHAPE OF WATER」2018/03/16 00:15

“まとも”って、なんなのか。
ヴェネチア国際に続いて、米アカデミー賞も。たとえば「E.T」とか、「アバター」とか。どんなに高評価でも異形系はアカデミー賞取りにくいって話だったのですが、それを覆して。
美女ではなく声も出せない中年清掃婦、でも生々しく「女」であるヒロインと、半魚人のロマンス。「反・美女と野獣」の視点としては大成功。半魚人のグロテスクで獰猛な面と美しく神聖さを感じさせるデザインも秀逸だと思いました。言葉もなく名も知らずただただお互いだけを求める二人。
周到に計算された、間違いなく良い作品。
と、思う一方で、なんか、釈然としない、何故だろう?
差別や偏見や血みどろグロテスクはリアルなのに、話の展開はご都合主義的(ラブストーリーはお互いのすれ違いが無いと盛り上がらない)で結末は後味悪く思えたからか。
日本にある異種婚姻譚って、鶴にしろ龍にしろ狐にしろ、たいてい人の形を取っているイメージ。そしてみんな美形。その辺まで含めてファンタジーだと思う。「八犬伝」は人間に化けたりしませんが、だからといって交尾するシーンとかは無い(たぶん)。
それを、この映画は映像化してしまう。グロイと思うか美しいと思うか。そういえば「魔法使いの嫁」も骨男への輿入れ(こちらは美少女だけど)だ、異種婚姻譚ブームなのかな。
イライザさんは美人ではないなりにチャーミングさも持っていましたが、半魚人と近づいていくにつれ、なんかエキセントリックなパワーが出てきます。
他の登場人物は、ゲイの老絵描きさんも、ロシアのスパイ学者さんも、話好き世話焼き黒人女性も、米国的マッチョリズムの嫌な男も、それぞれの立場・性質からその言動はおおむね理解できて、言い換えればそれはある種の類型ってこと。
でもイライザさんだけは異色。でもそう感じるのは私だけで、異種婚姻譚ブームだし、異形ロマンスありですっていう人は案外多いものなんだろうか。

京都アートフリーマーケット2018春2018/03/18 12:41

早春の京都市内。
鴨川の流れ、早咲きの桜の下で、記念写真の袴レディ達。
三条通は京都文化博物館を始めとして、レトロな建物を見ているだけで楽しい。ふらふらあちこちの店を見て回る自分は、いつ車に轢かれてもおかしくない。
そこへ、賑やかな手作り市。
京都市内はこの手のマーケットがしょっちゅうあって楽しそう。先月の弘法市で買ったビアスをしていたら、「あ!」同じ店が!向こうも気付いたよ!
革製品銀製品金工木工陶器布樹脂。アクセサリーが多い、他に鞄とか食器とか衣類とか。
このフリマを始めとして、買い物しまくる。今現在飲んでいるのも紅茶セレクトショップで買ったキャラメルチャイ。
そうした勢い買いのいくつかは、後になってから「やっぱこれ、使いにくいわ」ってなる可能性も小さくないけど。
夜には先斗町で軽く一杯。この細い通りも、レトロでいいです。昼と違って冷えてきて、カウンターで熱燗とおでんを注文。おでんメニューに「鴨と九条ネギ」があるのが京都っぽい。ネギ、メッチャ甘い。上品なお出汁にピッタリ。
飲み屋で名刺をもらうのはよくあるけど、シールもらうのは初めて。確かに、目立つところに貼ってもらった方が宣伝になるわ。

「言の葉の庭」2018/03/21 12:34

なかもずにいた頃飲みに行っていたお店のお姉さんは、「君の名は。」より断然こちらの方が好みだと言っていた。完全に中高生ターゲットの作品か、もう少し大人向きか、の違いはあると思います。
再視聴。「君の名は。」公開前にもTV放映されていたのを見て大いにビックリ+感動したけど、今度は新海誠展に合わせての放送だ。
少年と、女性。鬱屈を抱えた二人が、雨の日に安らぎの時間を共に過ごす。
万葉集の恋歌が美しい。
アニメーションが美しい。公園の緑が、飛ぶ鳥視線の都会の景色が、足が、降る雨の粒が。溢れる感情が。
なんてことない、普通にそこにあるものを美しく描き出す。絵だからこそ写真以上に思い切って美化できるのかもしれない。
音楽もいい。
辛いこともあるけれど、優しい気持ちになれる。

「宇宙よりも遠い場所」2018/03/22 00:18

ファンタジーではないけど非日常。「南極料理人」とか「氷山の南」とか、冒険も青春もできちゃう舞台としてその地位を築いてきたのでありますが。
かわいい女の子4人が観測隊に交じって極寒の南極へ。
とっぴな設定だ。女子高生が現ナマで百万円持ち歩いているし。しかしそれなのに、何故か嘘くささを感じさせない。昭和基地や砕氷船や、南極事情についてものすごく勉強して絵も内容もリアリティを追求しています。「国道」ならぬ「極道」とか面白い。
そして主役が、それぞれ個性的で愛すべき少女たちで、しかし可愛いだけではない。南極への旅の過程でそれぞれの事情が(高校中退とかお友達とのかかわり方とか母親の死とか)掘り下げられ、友情を深めていく構成。
ハッキリ言って完璧。毎回盛り上がる。練り上げられた脚本、演出の巧みなこと。
美少女がきゃっきゃとじゃれてるだけでは、可愛いだけでは、物足りない。それにプラスアルファが欲しい。
そういう要求にバッチリ答えるオリジナルアニメが稀に出てきます。昨年の「プリンセス・プリンシパル」とか。
つくづく思う。こういうの、夕方の6-7時代とか土日の午前中とかに放送しないかなあ。深夜だけってもったいない。

英雄はアルプスへ2018/03/24 00:12

もしかして、ナポレオンのアルプス越えにかけたシャレなんだろうか。

小雨交じりに冷たい北風。木曜日でど平日、帰りは絶対遅くなるし疲れるの分かりきっているので迷ったけど結局欲望のままにシンフォニーホールへ。
行って良かったよ、ゆるされるのならばステージにプーさん投げ込みたいくらい。
大フィルの「英雄」は500回記念定期公演以来だけど、今回の方がなんか好みだ。こんなにエキサイティングな曲だったんだ。
オーボエ、そしてホルンがよかったなあ。
続いてシュトラウスの大編成面白交響曲。管楽器の大音量にぐるぐるハンドル回す風の音(コレ楽器なんか!)。ホールの35周年記念ですし、パイプオルガンも使う楽曲でいくよね。
夜明けから始まり、山に登り嵐にもあって、下山、日没。
なんだか「もう終わっちゃったの!」あっという間でした。
大植英次最高です。

第90回記念センバツ、開幕、そしてもう二回戦2018/03/24 23:57

降り続いた雨もやみ空は春の青。
一日目
聖光学院5-3東筑
国学院栃木3-2英明
明秀日立4-3瀬戸内

記念センバツで出場校が増えた関係で、二日目の第二試合から二回戦。
日大三5-0由利工
静岡7-0駒大苫小牧
日本航空石川10-0膳所
開幕日が接戦だったのに、試合見られた本日はこの点差……
21世紀枠の由利工は序盤優勢に見えたけど、4回からスパッと先発を変えた日大三は、その後主将の大会1号ソロで波に乗って。
駒大苫小牧の佐々木監督ってもしかしなくても初優勝時のキャプテンですよね、懐かしー。当時の強打イメージが強いけど、今日は静岡の投手が良かった。静岡は3、4番で6打点稼いで、それぞれが役割を果たしてるって大事。
昨夏も思ったけど、日本航空石川の応援団のパイロットスタイル(?)格好良い!そしてこのチームも中軸が果たしていました。
対する膳所はぜぜのZ、ユニフォームもこの一字が印象的。売り文句のは「データ野球」。機能のほどは難しくてよく分からないけど、そういうのは細かい野球ができないと。ミスが多いのが残念でした。21世紀枠二校目も初戦敗退。
完封ゲーム3つ、守備力が高いとみるべきか相手チームがもう一歩攻めきれないと見るべきか。

第90回記念センバツ、三日目、大乱調からの底力2018/03/26 07:21

甲子園優勝経験もある常連校と、春夏通じて初出場チーム。なんだけど、好カードと注目の一戦。
相手の野選等スキを逃さず初回3点先制した明徳義塾、しかし八回、それまで好投だった市川投手が四死球でピンチを作り5-3試合がひっくり返る。
これで決まりか、と思ったら。
八回裏に1点返し、九回裏、それまで不調だった四番が逆転サヨナラホームラン!
明徳義塾7-5中央学院
中央学院は送りバント失敗したり、無死満塁で畳み掛けられなかったり拙攻。神宮大会リベンジならず。

強打・智弁和歌山と堅守・富山商。みたいに言われていたけど、富山商は失策が失点に繋がってしまった、創部100年の甲子園勝利は夏へおあずけ。
智弁和歌山4-2富山商
試合展開自体は、富山商先制、すぐに智和歌が追いつき、勝ち越し、富山商も一点取って同点……て感じでとても面白かったです。
智弁和歌山はエースが体調不良だそうで(変な病気じゃなきゃいいけど)、二番手三番手投手で継投だったけど、それで2失点におさえてリリーフ投手が公式戦初打点で決勝打という、次戦に向けていい収穫だったのではないでしょうか。

ぼーいずびーあんびしゃーす。な日大山形、夏はお馴染みだけどセンバツでは意外にも36年ぶり出場。一昨年優勝の奈良智弁学園に挑み、四回表にスクイズで先制。智弁もすぐ裏に三塁打犠牲フライで同点とし、すると五回に山形もお返し、三塁打にタイムリーで勝ち越す。
これも、互角の勝負。取って取られて、最終的に
智弁学園5-3日大山形
逆転、さらにダメ押しソロで日大山形の反撃を振り切った智弁学園。ファン期待の「智弁対決」に向けて、こちらもいい感じでスタート切りました。

第90回記念センバツ、九日目、投手のちから2018/03/31 19:39

絶好の花見日和?
いいんです、一日TV観戦高校野球で。

序盤から四死球が多く球数が増え、九回にはついに本塁打を打たれ、さらに満塁にされた先発投手を、それでも続投させる監督さんの意図は如何に?
大阪桐蔭5-1明秀日立
まあ、それでも根尾投手、被安打4失点1奪三振11の完投。
ジリジリと点差を広げていった大阪桐蔭に対し、明秀日立は四球でもらったチャンスを活かせず。最終回の反撃、我慢の投球を続けた細川投手の一振りっていうのが印象的。

九回裏を無安打無失点で抑えた増居投手、そこで何かが切れたのか。十回裏に初安打を浴びて、さらに心理的影響があったのか。サヨナラの犠牲フライで、大記録ならず。
花巻東1-0彦根東
13年夏のリベンジならず。しかし増居投手の強気のストレートは最高でした、また夏に帰って来てほしい選手です。

ほぼ完璧、なロングリリーフは実らず。
三重2-1乙訓
内野ゴロでの1得点のみ、序盤の2失点に届かないまま、なんかあっという間にゲームセットになってしまった感じ。しかし緒戦に引き続き無失策、強打三重打線をここまで抑えた戦いぶりはお見事でした。
本日……明秀日立と乙訓が敗れたために初出場組は全校敗退、また彦根東と乙訓の敗戦によって公立組も姿を消した。

本日二度目の延長サヨナラ!
星陵4-3近江
初回に先制し中盤に追加点、近江のペースと思っていたら、六回に3-3同点に追いつかれて試合は分からなくなってしまった。終盤もつれると、裏の攻撃はやっぱり有利やなあ。
これで今大会3校出場していた滋賀県勢は全て敗退。
そして星陵と日本航空石川、石川県勢二校が八強へ!