第100回高校野球選手権大会、12日目、エースはチームに勇気を2018/08/16 17:52

足をつる選手も多く、観客も熱中症でパタパタしている甲子園も、昨日今日はけっこうマシかな。
雨の影響は…

第一試合 報徳学園7-2愛工大名電
第二試合 浦和学院6-0二松学舎大付属
……三回戦、強豪激突、のはずなんだけど、最初の二試合はスコアの差以上に、負けた方は成す術なく、勝った方は堅実な野球を見せつけた印象。おかげで(?)試合はテンポよく進んでいったのだけど。
伝統のバント戦法から強打に転向した愛工大名電は、点の取られ方が残念だったなあ。二死取った後に要注意と分かっている打者を振り逃げで出塁させた後、バッテリーミスも絡んで。
八強一番乗りは。地元の報徳。そして準々決勝の相手は……

第三試合 済美3-1高知商
一、二回戦の戦いぶりから予想は打撃戦。しかし蓋を開ければ四国対決は守り合い、エースとエースのぶつかり合い。熱い!
延長十三回の死闘を投げ切った山口投手は、疲れを感じさせず絶好調(酸素カプセル!)。
対する高知商の投手は、強気っていうか大魔神っていうか高校生離れした貫録。彼こんないい投手だったっけ?
投げても打っても見せ場を作った両者、見ごたえのある試合を演じた両チーム。
勝敗を分けたのは…守備力と、運かなあ。

第四試合 大阪桐蔭3-1高岡商
それはもう、大阪桐蔭の方が断然戦力上なんだ。それでも、スター選手の実力よりも、高岡商・山田投手の力を振り絞った投球に熱くなる。
大阪桐蔭打線に二桁奪三振、3失点。2点差の八回裏一死満塁のピンチを併殺で切り抜けた時の、いい笑顔、大盛上がり。この試合のヒーローだった。
惜しかったのが、二回桐蔭先発投手の制球難で満塁の好機に押し出しの1点で終わってしまったことかなあ。
春夏連覇に向けて、大阪桐蔭の準々決勝の相手は、今日快勝した浦和学院。