第100回高校野球選手権大会、準々決勝、雑草軍団2018/08/18 23:54

快晴の土曜日。
意外でもなんでもなかったけど。みんな、八強の激戦も見たいし、今年のドラ1選手も見たいよね。6時40分満員通知じゃ、前日から現地入りしないとチケット買われへんわ。

昔から良くも悪くもバリバリ野球エリートのイメージが強い浦和学院だけど、そんな関東の名門チームが、ボランティアとして東北被災地の野球少年たちと交流を続けているという。いろんな形で、チームって成長していく。
前半までに3失点したけど、大阪桐蔭先発根尾のわずかな乱れをついて五回に2点返し、さあ面白くなってきた。と、思ったら。
六回集中打。形としては浦和学院継投失敗だけど、桐蔭打線の勢いが凄かったというべき。11-2 四番藤原の2本を含めて4本塁打、猛攻。

これまで全試合完投していた山口投手が、外野守備からスタート。主将の池内君が初めての甲子園のマウンドに立ち、そして結構いい投球。四番打者として先制タイムリーも放ち(これまで打ててなかった)、絶好調。今日は三番打者の捕手もタイムリー二本で、中軸がコツコツと仕事した済美の攻撃。
報徳も反撃するけど、五回のチャンスを、山口投手のリリーフに阻まれて。
しかしこのままでは終われない。1-3で最終回、1点返して、さらにランナー三塁。
3-2 山口投手、守りきった。次は大阪桐蔭打線だ!

地元のファン以外は誰も優勝候補に挙げなかったであろう新星・下関国際。それが準々決勝、日大三打線を七回二死まで無安打におさえ、優勢に試合を進める。
派手さはないけど粘り強い。全試合を完投の鶴田は制球よく、いろいろ工夫して投げる。体力的にも精神的にもタフなチーム。
しかし、日大三校八回裏、目が覚めたかのように四安打集めて、逆転。
3-2 競り勝った。

金足農業は決して完璧なチームではない。吉田投手が注目されるけど、打たれもすれば失点もする。守備陣も結構ミスがあってピンチを招く。
それを、投手の力投が、さらに力技だけではない上手さが、踏ん張って、くらいついて行く。見ている分には面白い。しかし、優勢に試合を進めているようで突き放せない、近江の方はずっと嫌だったはず。
1点差の九回裏、無死満塁。久しぶりに見たよ、2ランスクイズなんて。
輝く笑顔と、サヨナラに地に伏したまま動けない捕手。
3-2 秋田の野球少年たち、公立高校が見せたしぶとさ。