第91回センバツ、開会式2019/03/24 09:47

開会式の少し前に球場にたどり着きましたが、内野席は完売、アルプスもすぐにチケット無くなったことでしょう。
開会式感想を箇条書き。
・火薬で校名幕下ろす演出好き。
・平成を代表する2曲、のはずなのに、明らかに「世界に一つだけの花」ばかりが聞こえてきて、久しぶりの「どんなときも」は端に追いやられた感じ。ピエール効果……
・司会アナウンスや国家独唱とか、みんなプロ顔負けに上手い。TV放送も、アナウンサーの声だけ消去して生開会式風にできないかなあ。
・毎度のことだけど偉い人のあいさつ長い。平成最後言い過ぎ。冷えるんだから手短にすませて選手にアップさせてあげてよ。
・柴山文部大臣は普通に体育会系の人か。スピーチの口調と言い、始球式のナイス投げっぷりと言い。

第91回センバツ、開幕、好投手たち2019/03/24 09:48

開幕試合は市立対決。軍港ブルーの呉と蜜柑カラーの市立和歌山、どちらもアルプス満員で、軟投派投手が先発。
似たようなイメージの両チームで、でも戦力的には呉の方が小粒な感じで事実七回二死まで無安打。九回はスクイズ失敗で終わったかに見えて。ところがああいうクロスプレーの走塁練習をしていたようで、その成果。タッチを避けて同点。接戦に持ち込んで2安打で2点粘りの戦い。
市立和歌山は終盤投手交代もあるかと思ったけど、結局被完投させて、延長11回3-2サヨナラ。1~3番打者の勝負強さが光った。和歌山県勢センバツ100勝目。

第二試合の伝統校対決は高松商が8-0で快勝。三年前準優勝時の、勢いあるノビノビ打線が今年も見られて嬉しい。香川投手(高松で香川君って、覚えやすい)被安打4完封でタイムリーも打って。
お久しぶりにセンバツ登場の春日部共栄は、序盤走りを封じられて攻撃乗れなかった感じ。

第三試合は一回戦屈指の注目の対決。お客さん大入り。
冷たい風吹き雲が日を遮って4時過ぎには照明が入るほどの寒い中、ゲームを熱くしたのは奥川投手の初回からの150キロ越え。剛速球と変化球を交えて三振の山、四死球もほとんどない。三期連続出場の星陵は昨夏の劇的な敗戦が記憶に新しいけど、その時のメンバーも多く残っていて、聖地で雪辱。
3-0で敗れた履正社は大阪が誇る二強の一角でありながら、点差以上に完敗。エースに負傷があったって話で、実際あんまり球速出てなかったけど、それを差し引いても、安打三本では勝てないなあ。
格上投手が相手の場合、力まかせだけじゃなくって、何とか揺さぶって隙をつく、工夫がいるものだと思わされた試合でした。

第91回センバツ、二日目、伝統と新鋭2019/03/24 23:13


第一試合 習志野8-2日章学園
初回の先制パンチで決まってしまった。ていうか、習志野ブラバンの上手くて威圧的なのズルい。
春初出場の日章学園は浮足立ったのか、エラーも多くて、立て直せず。

第二試合 明豊13-5横浜
第一試合の仇とばかりに、関東の名門校に大差をつけた九州勢。
新しい学校に特有の「学生合唱コンクールの課題曲」と言われても違和感ない校歌で有名な、別府大付属明豊。
対する横浜も、今風に共学化するそうで、あの黒い男子校アルプスに女子生徒が入ってくると思うとなんか可笑しい。
序盤にぽぽんと4点先制してこのまま横浜ペースで行くかと思ったら、明豊打線爆発して横浜投手陣を次々攻略、大量得点。……監督さん智弁和歌山出身というのが納得の、攻撃力の磨かれ方。
横浜の及川投手は前日の奥川投手と並んで球速150超の注目選手だったのに、球速も制球もイマイチで。その真価は、夏におあずけ。

第三試合 札幌大谷4-1米子東
なんて対照的な両チーム。
札幌大谷は創部10年目(女子高が共学化して野球部創部パターン)、センバツ初出場。しかし秋の神宮大会で初出場初優勝、あの星陵に競り勝ってタイトル取った、まぎれもない全国レベルの実力。
米子東は1900年創部の県立校、過去には春準優勝の実績あり。そんな伝統校も、センバツ出場は23年ぶり、部員16名って選手全員ベンチ入りできる規模。平成最後どころかむしろ昭和の香りする感じですが、それでも中国大会を接戦で勝ち抜いて準優勝、堂々の甲子園復活なのです。
札幌大谷は初回先頭打者本塁打、追いつかれてもすぐに突き放して優位に試合を進める。
米子東は、森下投手が中盤以降打たれながらもしぶとく持ちこたえて0を並べただけに、そして四死球で結構出塁はしていただけに、タイムリーを打てなかったのが残念だったなあ。