「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」2020/06/14 22:48

少女時代が終わってしまう。
言わずと知れた超有名作品の何度目かの映画化は、姉妹たちが大人になった時点から始まりました。ストーリーの中に挟み込まれるように、もめ事もあるけど楽しく和気あいあいな少女時代のエピソードが描かれます。
ハッピーな過去と、大人の現実のギャップに泣けてきました。
長女は好きな人と結婚したけど望むような贅沢な生活はできなくて。
次女はNYで小説を書くけど痛いトコロ(作品の通俗さ)を指摘されて荒れるし。
三女には死の影が。
四女はフランスで絵の才能に見切りをつけ、生活の安定のための婚活。
隣家の男の子は次女にフラれて傷心を抱える。
この四姉妹プラス1のキャラクターの描き方はとてもイキイキしていて完璧だと思いました。特に四女は片思いキャラの面を押し出して、現実と理想の間で凛とした姿を見せました。
原題にはない「マイライフ」という言葉。失ったり手放したりしたものもあるけれど、それぞれが選び取った人生の有り方は、美しい。

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