大阪クラシック2020、大砲でふっとばせ2020/09/20 00:24

ベートーヴェンの8番は初めて聴く。演奏機会の多くないマイナー曲なだけあって派手なパンチ力には欠けるけど、大植さんの指揮だとこんなチャーミングな演奏になるんだなあ。
しかし、次の曲を考えると、3番の「英雄」でも面白かったような。
チャイコフスキーの序曲「1812年」は、舞台上に大砲が据えられる。コンサートホールで本物を撃てはしない(自衛隊の演奏では空砲ぶっ放すらしい)が、大太鼓をドンと打つのに合わせて白煙を吐く仕組みが愉快。かつて大阪城野外コンサート(復活を望む!!)でも定番だった、お祭向きな曲。ナポレオン(武力)が冬将軍(自然の猛威)に退けられた歴史を描いているので、「大砲でコロナウイルス吹っ飛ばそう」という大植さんのお言葉には根本的な矛盾があるよな気もするけど、そういうのは些末な問題である。
威勢の良いチャイコフスキーから一転して、アンコールはエルガーのニムロッド。しめやかな曲。大植さんは本拠地がドイツなので、日本在住の我々よりは厳しいトコロを見ているのでしょう。
最後は恒例の八木節で、賑やかに締める。

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