「細見コレクション 琳派と若冲」2020/12/12 23:14

インフルエンザの猛威によって日本各地で鶏が埋められている今日この頃、世界一格好良くニワトリを描く絵師の作品を。ちなみに本日の自分の夕飯も鶏肉。
伊藤若冲と言えば写生対象の細部まで念入りに描写されるイメージですが、今回の展示は雪中雄鶏図のみが彩色で、他は墨絵作品。黒の濃淡のみの表現では、精密さより勢いと愛嬌。ネズミ婚礼図はノリがディズニーアニメのよう。雄鶏の尾羽は力強いけど雌鶏は丸っこいフォルムで、ヒヨコちゃんたちに至ってはあの有名なおまんじゅうに足をくっつけた感じ。ミュージアムショップでは、飛んでる虻を睨み付ける双鶏図のマグネットを購入しました。
琳派作品では、俵屋宗理の朝顔が格好良かったです。
全体的に作品の説明が分かり易く親切。気になったのは、掛け軸がなんかよれっとしていること。あれってアイロンか何か(!?)でピシリとできないんだろうか。
帰りに、平安神宮で開催の手作り作品市も覗いていく。オヤツに買ったおいもカップケーキ美味しい。