ランタンと琉球太鼓2023/01/14 23:40

魂を震わせる、ずしりとした響き。時に指笛。
据え付けて連打する和太鼓とは趣が異なる。吊帯を肩から斜め掛けし、腹に抱えた太鼓を右手のバチで打ち、緩いテンポでくるくるとステップを踏む演舞。
三十名ほどのメンバーは、小中学生が多いか。幟には「琉球祭太鼓 京都支部」とありましたが、大阪や兵庫からも集まってきたという。雨が上がって本当に良かったです。

そんな奉納太鼓が行われたのは、萬福寺のランタンフェスタ。日中国交樹立50年記念で、先月から開催されている光のイベントです。中華風寺院に中国のランタン飾り。入場料が強気なお値段設定だったのですが、市民サービスデーで半額以下、甘酒無料券あり、に釣られました。
骨組みにカラフルな布やガラス小瓶を貼り付けた、鶴やお釈迦様や宝船や桃園の孫悟空などの像が、日の落ちた境内に輝く。変わったものでは、樹脂製の大きな輪が色とりどりに吊り下げられている。十年以上ぶりくらいに、ブランコを漕ぎました。それも、色の変わる光を放つやつを。
蓮池周りの、大型犬サイズの昆虫たちのランタンは印象的でした。中国では虫っておめでたいモノなのでしょうか。
イタリア由来のルミナリエほどの洗練はありませんが、愛嬌は感じます。