「思い出のマーニー」2017/07/15 01:33

久しぶりにのんびりと金曜ロードショー。


外国の児童文学チックが全開なお話。
としか言えないなあ。序盤に見られた、主人公アンナさんの、繊細さと鬱陶しさがいかにも少女らしい青臭さで結構良いと思いました。そこから、普通に女の子同士の友情につなげて遊んだり喧嘩したりして……でも、ファンタジーにしちゃったからなあ。
周りの大人たちの寛大さが大したものです。夜間に出歩いて度々自力で帰宅できなくなる徘徊少女に、異様に優しい。
そんなこんなで、青臭さがリアルな割に全体的にふわっとした白々しさを感じるのですが。
本当に、恵まれた子だなあって結論でいいのだろうか。
自分が嫌いなそこのお嬢さん、あなた結構愛されてますよ!

「ジョーカー・ゲーム」シリーズ2016/07/03 23:27

この小説は前から気にはなっていたのですが、アニメ版の1、2話を見て、文庫全巻購入決定です。
化け物、と呼ばれるほど優秀なスパイ組織の物語。例えるならば、「暗殺教室」の理事長先生を複数名集めたような感じ。暗示能力が非常に高いところとか。
小説は短編集で、アニメは基本的に一話完結型。どちらもすとーり粗っぽい所もあるのですが、全体的な雰囲気……妙にスタイリッシュでスマートな感じが持ち味で、それで色々誤魔化されてしまいます。
小説は第一巻が最もクールで、ミステリーとしての完成度が高いです。後になってくるほど「化け物度」が高くなるっていうか。スパイが記憶喪失になったら業務に支障が出ないわけないやん、いくらなんでも。
アニメは、全員モブ顔のイケメンというのが斬新。スパイだから個性的じゃダメなんです。性格だって全員似たようなっていうか、彼らのボス、結城中佐を若くしたよな感じで。顔と名前が全然一致しなくても、それで良しという……、むやみに「キャラ」を立てようとする昨今、かえって新鮮な設定です。
ストーリーを原作と変えているのもありますが、「誤算」なんかはアニメの方がすっきりして分かり易いとおもいました。それから、「柩」は、原作通りなんだけど原作より感慨深い……キャラに絵が付くことによる効果がビシビシです。
原作で細かい時代背景の説明、アニメで情景描写や人物描写。両方合わせてより多くを楽しめる。メディアミックスというやつの、これは理想形だと思いました。

「境界のRINNE」2016/04/26 00:40

今月から第二期放送開始、なNHKアニメ。
貧乏死神少年が幽霊退治(?)。ゆっるーいギャグで、何とも言えない安心感というか、心休まる世界。
キャラクターはみんな可愛い。中でも、桜ちゃんにメロメロです。
高橋留美子ヒロインでありながら、主人公のりんね君にオスワリ言ったり電撃やら鉄拳やらをお見舞いすることはありません。
静かに、目で殺す。
クールだけど優しい、戦わないけど頼りになる。
りんね君とくっつくようでくっつかない(早く付き合っちゃえ、と思うけどそしたら最終回だよなー)微妙な距離感にニヤニヤしつつ、週末の癒しです。

「Dimension W」2016/03/19 23:51

職場で見かける「dimension」て単語は「寸法・サイズ」くらいの意味ですが、ここでは「次元」と訳す。
日曜の晩に何気なく見ていたら、予想以上に格好良かったアニメ。原作漫画の方は全く存じていませんでした。
主人公が強くてバトル・アクションが格好良い。女の子(ロボット)がカワイイ。そしてクルマに対する愛が。クルマにまるで興味ない私でも「すごい格好良い!」と思わせる作画。
設定も私好み。「コイル」によって無限のエネルギーを得る世界。しかし未知の部分も多いモノで、かつてコイルの暴走事故によってすべてを失った主人公(たぶん30前後ぐらいだと思うのだけど、オッサンアニメ呼ばわりされてしまう)が、事故現場に舞い戻って事故当時の記憶を徐々に思い出していくところ。
さてさて、いったいどんな秘密が隠されているのか。
今大ハマりしている「僕だけがいない街」もそうですが、結構長さのある原作をギュッと凝縮させてスピード感のある見せ方イイです。ジックリ原作通りにやるのももちろん良いのですが、忠実すぎるとかえって原作本が売れなかったりするのかなあ。
要所を掴んだ脚本と演出の力があれば、色々カットしていても面白いという実例。
でも、「暗殺教室」のエピソードカットはやっぱり残念。いくら評判が良くても。こまごました小ネタも大きな魅力で、そんなこんなの積み重ねがあってこその暗殺教室の絆だと思うから。
……演出や作品の性質とかより、原作を読んでいるかいないかの差、かもしれませんが。

「ガンバとカワウソの冒険」2015/10/12 00:08

もうだいぶ記憶が朧ですが、小学生の時に読んだ原作小説が猛烈に面白かった。ガンバと15匹の仲間たち。
そしてこの秋、新たに劇場版ができたのですが、観に行くべきかメッチャ迷います。懐かしいけど原作の良さが崩れたらやだなあ、脚本が古沢さんなら期待してもイイのかなあ。
とりあえず、深夜にTV放送されていた91年の劇場作品。
これが、想像以上に、面白い!
小説読んだときには「冒険者たち」に比べて「カワウソ」は重くて暗い感じがしたのですが、アニメでは全然そんなことはなく。
仲間のシジンの婚約者を探しに島に渡るガンバ達が、カワウソたちと楽園を目指す。
ネズミたちはチョロチョロと動き回り、くるくると表情を変え、よく笑う。明るい。
それでいて、敵の野犬たちの怖さもあり、戦闘シーンもあり。
人間による自然破壊やカワウソ絶滅についても触れられていて。
カモメのキマグレのツンデレっぷりが凄まじい。
正味一時間半くらいの作品で、中身の濃いこと。
うわー、ますます、新作映画観に行きにくくなる。野沢雅子以外のガンバってありえるのか!!
キャラクターデザインのギャップ(特にガクシャ。同じメガネキャラで落差ありすぎ)に耐えられるか!

「血界戦線」2015/04/15 00:33

深夜アニメ、原作付。
OPがバンプでEDがユニゾン。なのが気になって視聴。
タイトルはバトルものっぽくて実際戦闘シーン気合入っているのですが、正直何がどうなっているのか分からないです、戦い方。
しかし、分からないけど、なんか格好良い。
全体的に凄くオシャレで軽妙なセンスばりばり演出。
音楽イイ。
猿カワイイ。
石田彰さん大はしゃぎ作品。
・・・・・ストーリーそっちのけでシャレた雰囲気を楽しく味わうアニメだ。

「劇場版 PSYCHO-PASS」2015/02/16 00:55

 エンディングが「名前の無い怪物」だったのが予想外で、嬉しかったです。作品にぴったりで、好きな曲でしたから。
 TVシリーズ二期がひどいもんだったので期待半分不安半分だったのですが、メッチャ良かったです。最初から最後まで格好良かった。劇場の大画面大音量で鑑賞するに値するアクションと演出。ヤバい、もっかい観に行きたい・・・
 巨大ロボット戦闘が派手。そんな最新鋭武装ドローンを相手に、破壊力の劣る旧式武器で堂々と渡り合うコウちゃんが素敵すぎます。強い、優しい、賢い、カリスマ。
 そんなコウちゃん相手に、不意をついたとはいえ近接戦闘で一本取ってしまうヒロイン。彼女の泳げない設定や寝相悪い設定も克服されてしまったようで、ますます有能っぷりに磨きがかかってきました。
 どこまでも万能キャラでありながら反感は無いのは、彼女の言葉の正論さとか抱えているものの重さとかもあるでしょうが、私生活の侘しい様子も描かれているのが大きいと思います。頑張ってください、としか言えません。
 ストーリー的には説明不足なんじゃないかと思う点もあって、「結局何から何までラスボスの掌の上!?」と思うと・・・。彼女たちの頑張りは何だったのか、と虚しくなるか。ラスボスなんだからそのくらい強大で手強いくらいな方が良い、と思えるか。で評価が分かれそうです。
 しかし、なんだかんだ言って、別れの言葉もなく逃亡してしまったコウちゃんが、朱ちゃんとギノさんと再会して(三年半ぶりぐらいか)くれただけでもう、十分とも言えます。
 続きも、このスタッフで、制作してくれないかなあ。

「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」2015/01/31 16:33

 キレイすぎるんじゃないかと思っていたら、コメディにベルばら世界観を融合させて、意外にも宝塚版のルパン三世が好評なようです。
 コナンとは、できればシティ・ハンターとコラボして欲しいと希望しています。キャラクターデザインや対象年齢の違いとか問題はあると思うのですが。
 ただただ、「眠りの小五郎」ならぬ「眠りの冴羽獠」をやってほしいってだけで。

 金曜ロードSHOWです。2013年の劇場版アニメ。
 TVスペシャルのルパンコナンが面白かったので期待していたのですが、劇場版はなんだかゴチャゴチャして分かりづらい感じでした。詰め込みすぎ?話の設定をTVスペシャルから引っ張って来ているのですが、もうすっかり忘れているし(面白かったことは覚えているけど)。
 話の展開も強引だったなあー。
 コナンのスケボーはとうとう水上を走る域にまで進化しました。
 日本の警察はマヌケすぎました。
 少年探偵団にアジトを突き止められるルパン一味もどうかと思います。
 銭形さんは駐禁をとられただけの役回りでした。
 やっぱり全体的に、散漫だったなあ。登場人物をたくさん出させすぎて意味わからなくなってしまって。残念。

「PSYCHO-PASS ASYLUM 1」2014/12/20 21:16

 2020年中国のバブルがはじけ、世界経済は大混乱、全世界規模で暗黒時代に突入!
・・・・・なんか、普通にありえそうな未来予想図。

 PSYCHO-PASSの2期は色々残念な感じでした。
それでも映画に期待したいと望みを持ってしまうのは、1期が超私好みだったのと、1期の漫画版と過去編の小説版(PSYCHO-PASS/0 名前の無い怪物)も良かったからです。
そんなわけで、もう一冊、PSYCHO-PASS LEGENDシリーズを買ってきました。

「無窮花」 チェ・グソン
 外国人からみたPSYCHO-PASSワールドの歴史観やシビュラ・日本の姿がなかなか興味深かったのですが。
マッキーさんの傍らでなんか楽しげに悪事を働いていたグソンさんが、まさかこんな過酷な経歴の持ち主だったなんて。
とにかく痛い。残酷シーンのナマナマしさに、電車内で気分悪くなってくるほどでした。愛情も憎悪もあまりに激しく、狂気の領域。
その極度な純粋さが、マキシマさんの目を引いたのだなあ。マキシマの旦那の立ち位置のオイシサ、格好よさは流石です。
韓国映画の好きな人にはお勧めです。

「レストラン・ド・カンパーニュ」 縢秀星
 一転して、シュウ君の明るくて前向きなお話で色相をクリアに。
 あんたのせいで女が泣いた。そいつに恋していた男がブチ切れるには十分すぎる理由なんだ。
 幼少時から隔離施設で過ごしてきたとは思えない、人間に対する理解があるなあ。格好良いぜ。とっつあんの安定した頼りがいも良かったです。
 朱ちゃん配属の一年ほど前の飯テロ(異物混入)事件を通して、PSYCHO-PASSワールドの食事事情の歴史と、ご飯は大切だ、というおはなし。
 残酷シーンでビビらせてくれた描写力を料理の場面でも発揮してくれて、ちゃんとおいしそうでした。

初出が14年8~10月号SFマガジンなわりに、主に技術方面で「そんなんアリなん?」と思わされたのが残念だったのですが、まあ、世界観とキャラクターを描くのが主題なので、真面目にSFテクノロジーを考えるべきではないかな。

「バディ・コンプレックス」2014/10/08 23:48

 とても感じの良かった若者が、嫉妬に狂ってDVじみてきて変な実験台にまでなって、しまいには時空を超えたラスボスとなって帰ってくるお話。その可哀想っぷりは某果物仮面ライダーのミッチ君の比ではありません。70年間恨みを抱え続けて、ヒドイことしちゃってはいるのだけども、それでも無情なトドメの一撃を食らってしまったシーンは、なんだか哀れでした。タイトルからしても、この人が裏主人公と言っても過言ではないのです。
 サンライズのトンデモロボットアニメ。
 ストーリー自体は結構面白い。表主人公は少々突っ走り気味ですが基本イイ人ですし、何より周囲の人たちが冷静なのでちゃんと適切に対応してくれます。特に敵味方共現場指揮官がなかなか有能なので戦術的な面で粗が無く、戦闘シーンも良かったです。
 しかし、それなのに、笑い無しには視聴できません。
 主に、戦闘兵器のメカニズム設定がトンデモすぎで、おそらくはちゃんと真面目に笑いを取ることを計算した上での設定だと思うのですが。
 第一期放送がとても面白かったので、続きをとても楽しみにしていたのですが。
 第二期、ではなくて完結編前後編ってのが・・・・
 第一期終了時点のすぐ後からお話が続いていたり、主題歌が第一期と変わっていなかったりとか、なによりも、回収され残した伏線を放置しないでまとめてくれたことに大変満足だったのですが。
 でもやっぱり、駆け足すぎた。上手にまとめた総集編になってしまった。面白かっただけに、残念。ちゃんと二期として作って、非戦闘時のホノボノ感とかヒロイン視点でのタイムリープとかキチンと描いてほしかったのですが・・・色々、売上がよろしくなかったのかなあ。
 ガンダムの方に予算と人員取られたのかなあ・・・・・