アニメおおふり二期終了2010/06/27 01:34

 始めに苦いこと言いますと、やっぱり尺が足りなさすぎ、エピソードはしょりすぎ、展開が駆け足すぎ。和さんのモノローグを削んないでよ。
 演出がとても上手くみせてくれているので、ちゃんと2クールかけてじっくり余韻を持たせてやって欲しかった。

 金曜日の早朝は、W杯の決勝トーナメント進出とそのあとの喜びのインタビューを聞いてから、録画していたアニメおおふりの厳しい敗戦とそれからの再出発を観て、出勤前にフルフルと熱くなっていました。
 さっきもまた観返して。
 美丞戦の展開は漫画で読んで知っていましたが、改めて観れば、あの9回はえげつなかった。
 8回までで2点差まで追いついたのに、最終回で4点入れられて6点ビハインドなんて、そんな絶望的な展開ありますか!
 あるのです、実際の試合でも。
 重い点差をつけられた後投手がストライクを取れなくなり、しかも野手がエラーまでしてしまうなんてそんな負の連鎖、アリですか!
 あるのです、実際の試合でも。
 9回裏の最後の打者、本人もチームメイトも応援席も懸命になっているのに、なす術もなく三振で終るなんて、アリですか!
 あるのです、そんなのよくある事です。
 そんな、よくある負け試合を描きながら十分盛り上げてくれた美丞戦でしたが、実は、原作読んだ時、私は9回裏で嘘みたいな西浦野球部の追い上げを期待していました。
 最終回で6点差まで付けられていながらいい勝負しちゃうなんて、そんなのアリですか!
 あるのです、実際の試合では。
 あと一点追いつくことは出来ませんでしたが、昨夏の日本文理の脅威の追い上げは記憶に新しいです。
 でも、それを漫画でやってしまうと「やっぱり漫画だからそんなウソみたいに都合のいい展開になっちゃって」と、思われてしまうんですよねえ。どうしても。
 出来の良い奇跡というのは、二次元ではなく三次元のリアルの中にしか起こり得ないのかもしれません。

 ストーリーを知っていながらも、十分どきどきさせてくれたアニメおおふり。美しい青空、激しく迫力ある動き、音楽、声優さんの演技力。
 ぜひとも第三期を。今度は2クール以上で。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mimikaki.asablo.jp/blog/2010/06/27/5186747/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。