「船を編む」2013/04/27 23:49

 マジメって、おもしろい。
 というキャッチフレーズ。おもしろいっていうより、熱いなあって思いました。

 原作は、昨年の本屋大賞一位。「辞書は言葉の海を渡る船」っていう表現がとっても秀逸ですが、「辞書作り」って映像化はしにくいなあっていう不安もありました。
 しかし、面白かったです。
個性的な登場人物たちを、豪華キャストが演じる。ベテラン俳優さんも渋かったですが、主演の松田龍平、彼を支える先輩役のオダギリジョーがやはり印象的でした。オダギリさんは前髪おろすと誰だかわからんかったです。この人には珍しく、軽くてチャラくてダサい、とっても微笑ましい役でした。
 一冊の中型辞書をつくるのに、十五年。その間に、ほとんど表情変わらなくて言葉も足らなかった真締くんが、見違えるほど成長した姿にちょっと感動。
 マジメに、丁寧に作られた辞書。それにふさわしい丁寧な映画。
 かなり長い映画でしたが、長さを感じさせない。パンフレット(分厚すぎる。辞書に対抗したのでしょうが、これはやりすぎ)を読むと、これでもけっこうエピソード省かれているのが分かります。
 ノーカット版、観てみたいです。

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