特別展「狩野山楽・山雪」2013/05/04 07:58

 四連休の初日。東山七条の京都国立博物館の特別展を観に行ってきました。
 ダイナミックで且つ繊細。離れて見るとイキイキとした勢いを感じ、でも近くで見ると結構写実的で細部まで凝っています。
 日本画にはおなじみの龍虎のモチーフ。しかし何故か、龍と対峙する虎の横に「豹」がいるのになんか笑っちゃう。豹柄はメスの虎と思われていたようです。女連れだったのです。
 それでも山楽の龍虎図はちゃんと、緊迫感のある対決姿勢を保っています。しかしその弟子・山雪の龍虎図は、なんかやる気のなさが全開でした。荒々しい波間から姿を現す龍の鱗の堅そうな感じ、虎の毛並みの一本一本まで描いた柔らかさとか凄いんですが、渋々向き合ってる感です。戦乱の時代が遠ざかり、平和になったってことなんでしょうか!?
 特に気に入ったのは山雪の長恨歌絵巻(すっごい描写が細かい)と四季花鳥図屏風(賑やかで楽しげ)。歴史の知識や鳥や花の名前が分かればもっと楽しめるのでしょうが。
 ミュージアムショップやお庭の散策(博物館の建物自体もステキなんですが、建て替え工事のためちょっと工事現場風)も含めると、三時間半くらいをそこで費やしてしまいました。

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