「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」2014/01/09 15:08

「たいへん有名な作家さんでありながら一作もまともに読んだことないのに挑戦してみよう」シリーズ、今度は西尾維新。2002年メフィスト賞受賞の、デビュー作です。
 漫画とコラボしたり作品がアニメなったりと精力的なお仕事をされている方でありますが、随分昔に、最初の2ページ程を読んで書棚に戻してしまった本書を、再チャレンジしてみました。
 漫画やなあ。
 最近のラノベって、みんなこんな感じなんでしょうか。世界観がSFとかオカルトとかいうのは昔からありましたが、本書の場合世界観は普通で、登場人物の設定と人間性がいちいち飛びぬけて極端。「人間」ではなく「キャラ」を描いているなあ、と思いました。
 殺人事件が発生してからは、普通にミステリとしてすいすい読んでいきました。
 肝心の謎解きが「キャラ設定の特異性」が肝になっていて要するに「そんなん普通の人間ではありえないですね」っていうのは反則な気もするんですが、もう、そういう作品なのだと納得するしかないのでしょう。

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