「PSYCHO-PASS SS 1、罪と罰」2019/01/31 01:04

長く使ってきてそれなりに愛着もあるけど、袖口などの傷みが気になってきた衣服を処分する。厚みのある冬服が抜けて、クローゼットにゆとりが生まれる。
モノを簡単にゴミにしてしまうのは、もったいないような、残念な気がしてしまう性分だ(古い下着なんか小さく切って汚れ物拭いたりするタイプ)。愛着があればなおさら。
手放す気持ちを多少軽くするため、リサイクルボックスに投入。お店の前のその箱から先、どんな道を行くのか。ゴミよりは有為なサイクルに入ってくれることを祈る。

TVアニメからハマったこのシリーズを今後も楽しむコツは、むやみに残酷なばかりでコジツケ臭いお話になってしまったTV第2期を、無かったものとするコトだろう。
あなたが情報漏えいしなかったら何の罪もないお年寄りが酷い目に合わないで済んだかもしれないのにね。……ということをこれっぽっちも触れてこない。サブタイトルが「罪と罰」なのに。
ストーリーの都合上ひどくネガティブな役回りになったキャラクターを、視聴者の印象的な意味で救済するためのお話なのだろうけど、簡単に正義の味方役にしちゃったなあ。彼女はけっこう闇があるのに、私が脚本書くならほんのり漂わせるくらいはするのに。
色々ツッコミどころはあるけど、面白くないわけじゃないのだ。
もともと私好みの世界観で、劇場アニメにしては約1時間で短いけど要素は詰まっている。刑事たちが連携して事件を追う中で、洗脳と集団心理、優越感と差別意識、都合の悪いことは暗闇の中で処理する未来社会(あれ、今と変わんない!?)を描き出す。
アクションシーンは、二足歩行ロボット相手にケンカしちゃうのはあまりにも生身頑丈すぎると思ったけど……
こんな感じの、本編主人公とは別のキャラに焦点を当てたサイドストーリーを、もうあと2篇劇場公開するそうなので、それも多分観に行くと思う。脚本が深見さんに戻るし。
期待半分。もう半分には、どこか、リサイクルボックスから先の古着の行方を思うのに通じるものがあるような気がする。

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