「恍惚の人」 ― 2026/04/25 17:51
男って、本当に役に立たない。
有吉佐和子の小説は毎度、登場する女性達が大変な忍従を強いられてしまう。この作品も昭子さんが気の毒で、ついつい、「このじいさん早よう死ねばええのに」と思ってしまいます。
私が生まれる前、認知症なんて言葉も無かった時代の話だけど、全く古さを感じません、残念ながら。今だって物価上がって主婦悩ませる時代だし、うちの父もまず歯から衰えていってたし。最初の方の「明治の男」の部分を「昭和の男」に変えても違和感なく話の前後が繋がります。
通夜と葬式の描写から始まり、恍惚の人となったボケ老人を巡る物語は、間違いなくこのじいさんの自業自得なのですが、振り回されるのは周りの人間。しかしそれだけで無く、鋭く尽きてくるのは、もしかしたら自分も年取ったらこんな風になるのではないかと危惧する中年世代、そんなことは思いもよらない若い世代という違い。
昭子さん達にとって幸いだったのは、周りの人たちが明るく普通に善良で、痴呆について情報交換できる環境だったことでしょう。
老人病は精神病、なのだそうです。
有吉佐和子の小説は毎度、登場する女性達が大変な忍従を強いられてしまう。この作品も昭子さんが気の毒で、ついつい、「このじいさん早よう死ねばええのに」と思ってしまいます。
私が生まれる前、認知症なんて言葉も無かった時代の話だけど、全く古さを感じません、残念ながら。今だって物価上がって主婦悩ませる時代だし、うちの父もまず歯から衰えていってたし。最初の方の「明治の男」の部分を「昭和の男」に変えても違和感なく話の前後が繋がります。
通夜と葬式の描写から始まり、恍惚の人となったボケ老人を巡る物語は、間違いなくこのじいさんの自業自得なのですが、振り回されるのは周りの人間。しかしそれだけで無く、鋭く尽きてくるのは、もしかしたら自分も年取ったらこんな風になるのではないかと危惧する中年世代、そんなことは思いもよらない若い世代という違い。
昭子さん達にとって幸いだったのは、周りの人たちが明るく普通に善良で、痴呆について情報交換できる環境だったことでしょう。
老人病は精神病、なのだそうです。
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