第105回高校野球選手権大会、準々決勝、後半勝負!2023/08/19 23:44

暑い熱い土曜日、聖地での前売りチケットは完売。全席指定制だと、当日券は販売されないのかな。

第一試合
沖縄尚学の大エース・東恩納は、五回まで面白いように三振取って絶好調、打線も本塁打で2点先制して幸先良かったのですが。
今大会から導入されたクーリングタイム後の六回、大応援団を背負った慶応打線の走者一巡の猛攻に遭い、試合をひっくり返されました。7-2で103年ぶり四強の慶応は、トップバッターの丸太君の快速が見ていて面白いなあ。

第二試合
これも六回までは互角の守り合いゲームと思われたのですが、水戸黄門のテーマが響く中、土浦日大が八戸学院光星の二枚看板を攻略して9-2と圧倒しました。今大会のダークホース、準決勝は神奈川の慶応と、関東対決だ。

第三試合
これまた、打ち合いの予想を覆し、七回まで0-0の守り合い。しかし、打線と言うやつは当たり出したら止まらない、神村学園が終盤、おかやま山陽の二番手投手を打ち崩す。投手も、特に二番手の黒木君の安定感が抜群、いい流れで6-0、初の夏四強。
おかやま山陽は、日大キラーだったり、堤監督が変わった経歴(アフリカで野球指導してジンバブエの代表監督とか)だったりで、話題になりました。そんなチームも、あってイイぞ。

第四試合
勝負は、後半まで保ちませんでした。四回までで8-0だもの、そこまでで、先発投手を引っ込めて、あとは消化試合にしてしまった、仙台育英。昨夏優勝メンバーも多く残り、履正社の二枚看板でも抑え切れなかった打線。
花巻東も、智弁学園戦で好投した葛西投手を始めから投げさせていたら(途中登板で好投したけど)、東北対決はもっと面白くなったかもしれないけど、あとの祭です。
9-4で、仙台育英が、連覇への道をまた一歩。

第105回高校野球選手権大会、第十一日、近畿勢全滅2023/08/17 23:49

履正社負けたー!!!
堅く守り、序盤本塁打で先制されてもすぐ2-2の同点に追いつく、そこまでは悪くなかったけれど。中盤以降、三塁まで走者を進めてもあと一本、たたみかけられない。仙台育英自慢の投手陣を脅かすほどの打撃力(一回戦の浦和学院のような)が無かった。
逆に、確実に送りバントとスクイズで決勝点を上げた、仙台育英須江監督。
19年優勝校と昨年優勝校の激突で、事実上の決勝戦とか他チームに対して失礼なことを言われたりして、確かにレベルの高いチーム同士でしたが。
スコアこそ4-3で競っていても、それ以上に力の差が感じられました。

今日は近畿勢が連続して東北勢に蹴散らされる日でした。5-2で花巻東が智弁学園に勝利し、準々決勝は仙台育英との東北対決。八戸光星も含めて八強に3校の東北勢。
一、二回戦はロースコアで守り勝った花巻東は、三回戦では打ちまくり。智弁学園はエースを後半まで温存していたのだけど、しかしどちらかというと敗因は、これまで打ち勝ってきた打線が封じられてしまったこと。

小倉監督勇退し、今年から新監督に変わりましたが、日大三校は優勝した年の強力打線イメージが強い。今大会では、投手中心の守りのチーム。しかし、エースが本調子ではなかった。変化球を見極められ、直球を痛打される。
7-2で、おかやま山陽が初の八強。偶然だけど、日大系列高校相手に3連勝。

三回戦最後の試合、鹿児島の神村学園がこれまでの二試合と同様、打線が当たる当たる。
北海も熊谷の本塁打などで追いかけるけど、守り切れない。
10-4で神村学園が初八強、あさっての準々決勝でおかやま山陽と対戦。

第105回高校野球選手権大会、第八日、水入りと失策2023/08/14 00:00

昨日が東北の日なら、今日は四国の日。二試合とも、近畿の強豪にはじかれる。
しかし、ABC放送、高知大会で負けた明徳の馬淵監督を高知中央戦の試合解説にお招きするとは。偶然だろうけど。しかも、高知中央メタメタに打ち負ける。
履正社の四番森田、先制タイムリーに二試合連続の本塁打。ヒーローだね。守りの方でバタバタしたのが気になるけど、10-4で快勝。
3回戦は、昨夏王者・仙台育英と対決だ。

初回は阿波踊りが鳴り響きましたが、徳島商の大黒柱・森の投球が、智弁学園の打線に攻略されました。12-6。四国勢は2回戦で姿を消す。

失策が絡み、大きく点が動くバタバタしたゲームが多い中、しびれる守り合い。
しかし、北北海道・クラーク国際は、絶好のチャンスに、突然の雨天中断。
対する花巻東は、長い中断後、投手交代で仕切り直したのが成功。ピンチを脱したあと、2-1と勝ち越し。

本日第四試合は、ドキドキのタイブレーク。
大垣日大・阪口監督79歳!ベンチで微妙にユラユラしながらサイン出すのがなんか可愛い。花巻東が監督選手親子出場なら、こちらは祖父孫出場で、阪口監督のお孫さんによる八回の同点ソロで2-2!
ところが、そんな締まったゲームも延長に入ると、疲労と緊張のためか、ミスが。まずは十回表、おかやま山陽、捕手の悪送球から1点献上。このときの、投手がミスった捕手の頭をたたいて励ます光景にジンとくる。
そして十回裏、今度は大垣日大、二死までいったのに、四球で満塁。そこから、運命の一投、バッテリーミスから、4-3サヨナラ。おかやま山陽が3回戦へ。

第105回高校野球選手権大会、第七日、東北対決再び2023/08/12 23:37

第四試合 仙台育英8-2聖光学院
この暑さの中、甲子園の前売りチケットは完売だそうで、確かに、外野席もお客さんいっぱい。多くのファンのお目当ては、おそらく、この日ふたつ目の、東北対決。
昨夏、東北初の優勝を果たしたうえに「青春って密だから」で大きな共感を得た、仙台育英。
昨夏、その仙台育英に準決勝で大敗した、福島の常連チーム・聖光学院。
意地と意地がぶつかり合う、レベルの高いチーム同士、見応えのあるゲームとなりました。
両チームとも、1回戦は大量得点を奪って快勝でしたが、仙台育英は、失点も多かったという反省点もありました。
2回戦での東北対決では、その点を修正してきました。早めの投手交代。
聖光学院は、先制されても本塁打で追い上げ、中盤までは2-3と競っていたのですが、終盤突き放されました。仙台育英の湯浅選手、一人で5打点くらい取って大活躍。
昨年の王者は、今年も、強いぞ。

第105回高校野球選手権大会、開幕、アツアツ2023/08/06 23:31

甲子園の風に台風の影響が見られる中、山崎育三郎のイイ声で大会歌、理想の上司像NO.1の栗山監督の始球式で、今年の夏も、始まりました。

第一試合
長野・上田西が四回に2-2に追いついてから、素晴らしい守り合い。しかし、九回に決めきれなかった。延長から、3番手投手が連打を浴びる。
土浦日大はソロ本塁打で先制、スクイズで追加点、先発投手もリリーフもたいへん安定していて、延長での反撃につなげました。8-3で開幕戦勝利。

第二試合
東東京の共栄学園は初出場。甲子園常連の聖光学院に大差をつけられるのは、ある程度想定の範囲内でした。しかし、最後まで笑顔でフルスイングする好チーム。代打の選手が勢いよく素振りするのに観客が沸く。
9-3、点差はついても、最後まで盛り上がりました。

第三試合
青春って密だから。
連覇を狙う昨夏の優勝校が、初日から登場。対するは関東の名門、埼玉浦和学院。注目の好
仙台育英、初回から攻撃力爆発。三回には2本の本塁打もあり、さらに大爆発。序盤で9-0、試合は決まった、と思って夕飯の支度をしていたら。
浦和学院も、四回と七回にビッグイニング、9点をもぎ取った。陽の落ちた甲子園に、ボコボコボコの打ち合い。しかし、浦和は、仙台育英の打線を抑えきれませんでした。
19-9、昨夏の選手も多く残る王者が、殴り合いに勝利.

大阪大会決勝、2023夏2023/07/30 16:27

よくよく確認すれば、今年は試合開始が10時から、出遅れてしまった。
毎日暑いからねえ、試合の流れは切れるけど、イニング間の給水タイムも致し方ない。

府では毎度おなじみの対戦の両チーム。
昨日の準決勝では、王者・大阪桐蔭は箕面学園相手に延長までもつれ、攻撃力の不足と土壇場の底力を見せられましたが、この試合は、主将でエースの前田が出ていなかった。この絶対エース、この夏あまり投げていないのは、温存なのか不調なのか。
しかし、甲子園のかかったマウンドには、やはり先発してきた。
履正社高校は、昨夏まったく打てなかった好投手を、打ち負かした。二回に内野ゴロで先制、四回に連打で追加点。
そして、福田投手の安定感がスバラシイ。被安打3,四死球3完封お見事。
大阪府内でライバルと言われながらも、対戦成績では大きく負け越していた履正社、3-0で甲子園の切符をもぎ取った。
おめでとうございます。

第95回センバツ記念大会、決勝、初優勝2023/04/01 17:29

7-3
甲子園まで観戦しに行った昨日の準決勝に続いて、決勝も好ゲームでした。
山梨学院、県勢初優勝おめでとうございます。開幕戦から、6連勝!
吉田監督はかつて普通の公立高校チームを長崎初の甲子園優勝に導いた、どう考えても名将ってやつで、山梨に移り10年で、優勝請負人、果たしました。TVのゲスト解説では比較的厳しめなお言葉で、でも試合展開を観るとなるほど監督のおっしゃるとおり、と納得でした。……今大会でのインタビューで、謙虚な言葉が多くてちょっと意外。
エースの林くん、「何での俺が(ヒーローインタビューに)呼ばれないんだ」とのコメントには笑いました。強気、試合中はイイ笑顔。インタビューに呼ばれないのは九回投げきった直後で翌日の決勝に備えて休息するのに専念してもらいたいって配慮もあったのではないでしょうか。
しかし、杞憂っていうか。剛速球の力投型ってわけではないのですが、それでも疲れは在るはず。急速も昨日より抑えめで。ボークで先制点を許した時にはひやりとしましたが、大崩れしない。昨日の広陵戦もそうでしたが、三振は少なく、フライアウトが多め、制球良く四死球少ない(「おおふり」で主人公が優勝するにはこのパターンが理想、という投球内容)。おまけに、反撃のツーベース打って同点ホームを踏むとか、ヒーローだねえ。
打線は、集中打と積極的走塁がお見事。準決勝は劣勢続きで最終回に打者一巡5点でしたが、今日も押され気味の中、六回に大逆襲7点とって試合ひっくり返しました。
準優勝の報徳学院、準決勝では「逆転の報徳」の面目躍如、序盤の5失点を挽回し、大阪桐蔭の春連覇を阻み、秋近畿大会のリベンジを果たしました。山梨学院とは対照的に、3投手をまんべんなく起用して勝ち進んできましたが、今日の決勝は、ちょっと先発投手を引っ張りすぎたか。相手の勢いを止められませんでした。

マスクなし声出し応援も解禁されて、WBCの名言じゃないけど、高校野球が勝利した大会だったと、思いました。ありがとうございます。

第95回センバツ記念大会7日目、選手起用2023/03/26 07:01

今年のセンバツは95回記念大会のため出場校が4つ増えたのは良いのですが、トーナメント表が変則でちょっと見にくい。それでも、七日目にして、全チームが出場し、3回戦へ突入です。

第一試合は南北対決。
クラーク記念国際は通信制で、全国に生徒がいるという、そういう業態の学校も増えるのだろうなあ。しかし本拠地は北海道、ユニフォームの肩には深川の文字。遠方からの応援団の前に、勝利ならず。チャンスは何度もあったのに、内野ゴロの1点止まり。
春に強い沖縄尚学は、初戦は満塁本塁打で先制した後追加点がなくジリジリ追い上げられる試合展開でしたが、今回は中盤追加点も奪い、きっちり守り切る。3-1

第二試合は伝統校対決
ようやく登場の高松商業、劣勢のなか、終盤追い上げ試合が面白くなる。
しかし、そこからの東邦の突き放し方。四球と失策がらみで1点差に迫られ嫌なムードをすぐに振り払う。当たっている主将をすっぱり代走に変えて、「何が何でも追加点取って突き放そう」という監督の意思を示し、それが当たりました。6-3

第三試合は点取り合戦
序盤に1点ずつ取ったあと膠着していた試合が、後半からめまぐるしく動く。劣勢の英明が八回3点本塁打で逆転したときには英明が勢いでそのまま行くかとも思いましたが、九回に作新学院逆転の2ラン。
智弁和歌山を抑えた英明の継投が作新には通じなかった(エースを終盤まで出さなかったのは、やっぱり、調子が良くなかったからかなあ)。作新は初戦でもどんどん選手交代させていましたが、この試合もベンチ入り全員を投入しての勝利。9-8

第95回センバツ記念大会、2日目、優勝経験校2023/03/19 22:13

スマホに変えてから、ラジオをよく聴くようになった。
昨日のセンバツ開幕戦も、健康診断の帰りにNHKラジオとスポーツナビのテキスト情報で観戦したようなもの。映像抜きで、これが結構分かり易い。
映像+テキスト情報だと、かえって落ち着かないのだけど(自分の処理能力不足)。

第一試合 東邦6-3鳥取城北
東邦の主将は、平成最後の甲子園で優勝した石川投手(現中日)の弟さんだと。兄弟そろって野球センスあるのですね。積極走塁で攻め、鳥取城北を振り切る。

第二試合 作新学院8-6大分商
やり直しアピールプレイ、という珍しい結末でしたが、大分商の敗因はそこじゃないよなあ。良く攻めたのに、満塁の好機も作ったのに、たたみかけられなかった。
逆に、作新は欲しいところで確実に加点。どんどん選手交代させていく戦法、冷静なアピールプレイとか、春夏通算40勝、優勝経験校の土台の厚みを感じました。

第三試合 英明3-2智弁和歌山
一昨年夏の優勝校を抑えての、センバツ初勝利。智弁もどこが悪かったってことは無いと思うのですが、攻めきれず、抑えきられてしまいました。
英明は、次戦も優勝経験校の作新学院。再びのジャイキリあるか。

第104回全国高校野球選手権大会、決勝、悲願と躍進2022/08/23 00:00

仕事帰りの電車の中で。青いメガホンってことは、山口県出身の野球ファンかな。

8-1
仙台育英高校、悲願の初優勝おめでとうございます。
下関国際高校、躍進の準優勝おめでとうございます。
選手の疲労度から今日の決勝は育英有利かと思っていましたが、スコア見ると中盤まではいい勝負だったようです。平日お仕事で見られなかったのですが、スマホで見た優勝監督インタビューに泣きそうでしたね。
そう、彼らは、新コロのために中学の卒業式もウヤムヤのままで高校生活が始まり、制限の多い中で活動してきた世代なのだ。そんな中でも腐らず頑張ってきた君に、栄冠は輝く。

今年は準決勝を甲子園へ見に行きました。オンラインでチケット(外野)買って行きましたが、土曜なのに当日券も販売されていました。
東北初の優勝は地域を牽引してきた仙台育英だろうと思ってはいましたが、18-4で聖光学院がボロ負けするとは思わず。戦力充実と思われていたけど、投手陣調子出ず。逆に仙台育英は序盤に大量リードで選手を休ませることができました。
もう一試合は、両チーム安打数も失策数も同数で、それぞれにミスも好プレーもあった中、最終的に8-2と点差が開きました。攻撃時のもう一押し、守備時のもうひと踏ん張りの差。これまで踏ん張りどころを三振取って切り抜けてきた近江・山田の力投が効かなくなり、近江応援で震える球場で強い精神力を持ち続けた下関国際。春の一位二位を力でねじ伏せ、初の決勝進出。