「笑いのカイブツ」2024/01/31 23:04

好きなことに夢中になる。それが、こんなにも痛々しいものなのだなんて。
血のションベンってワードに、震える。
ツチヤタカユキ氏の私小説を原作に、岡山天音が怪演。笑いのネタに人生を賭ける、というか、賭けざるを得ない。お笑い以外のことにはまるで頓着しない。
お笑い界に全力でぶつかっていく姿を描く一方で、お金の無いツチヤが色々なバイトをするシーンが描かれますが、勤労意欲ゼロ、まるで働けていません。方々で迷惑をかけます。
ひとことで言えば、駄目人間。
彼の情熱、努力、才能を認める人たちもいますが、周囲と上手くやっていけず、ツチヤは壁にぶつかります。
頭をぶつけ続け、壁に開いた穴を突き破って。
ツチヤはまだまだ、ネタを書き続ける。

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