「豆富小僧 その他」2024/01/03 23:31

京極夏彦の、妖怪小説。他に、狂言や落語の台本あり。
かなり前に、NHKの恐怖絵本番組で見た、とぼけたキャラクター。江戸時代に一瞬爆発的に流行った存在らしい。
これが小説仕立てになると、まずは「妖怪とは何か」という長い説明から始まる。先月観た「ゲゲゲの鬼太郎」と違って、こちらは人間によって妖怪が生み出される設定になっている。ので、そのシステムから講義していくのだ。
それから、科学技術とかお金儲けとか思想信条など、様々な思惑を抱えた人々と、彼らに憑いている「いるけどいない」妖怪たちが、ひとつの誘拐事件に関わって、てんやわんや。厭な感じになったところで、ただ豆腐をもっているだけ、という豆富小僧がみんなの毒気を抜いていく。
とにかく、説明が多い。それぞれの立場や考えを説明しないと話が分からないので、どうしようもないのですが。

日向大神宮2024/01/03 23:34

初詣にあらず。23年はあんまり寺社参りしてないな、と思い、年の瀬に日向神社へ。奥にある天岩戸をくぐり、そのまま大文字山頂上を目指す。午後二時半頃到着し、持参した蜜柑を剥いて休憩。
それから少し下り、普段職場の窓から眺めるだけの、送り火の大の字へ至る。京都市街地一望。
この日は日暮れ前に下山するペースを考えていたのですが、下り途中に上ってくる人と多数連れ違う。今度行くときは、私も夕日の時刻を狙っていこうかしら。