「レディ・ガンナーの冒険」2023/08/10 22:24

古き良きライトノベル、スニーカー文庫っていうのがもうすでに平成の前半、20世紀の香りです。
茅田砂胡作品は、多分初めて読みます。主人公は強気でまっすぐな気性のお嬢様。彼女が荒野を渡るために雇った用心棒たちが、四人とも動物に変身できる種族で、その中でもとびきりの変わり種。
ストーリーは、小悪党によるケチな陰謀に対し、美男美女たちが派手に活躍する、よくある感じなのですが、世界観は、ファンタジー心をくすぐられます。設定に凝る作家さんなのでしょう。続編の「大追跡」では100ページくらいを主人公不在のまま、講義やディスカッションを続けて世界観説明に費やす。どうせなら、大陸マップを付属して欲しかった。
キャラクター的には、ちょっとだけ登場した蛇の人が良かったなあ。