「ノマドランド」2021/04/17 11:27

職と住居を失ったから仕方なしの移動生活。というわけでは、ないのだ。
一緒に暮らさないか。そんなお誘いもあるのだけど、主人公は、既に若くもない年齢であっても、あえて車中を住処とし、旅と労働を繰り返す生き方を選択する。
高倉健の遺作映画も自作キャンピングカーで放浪の余生を選択した男の物語だった。旅に生きるって感覚は、日本人には案外お馴染みかもしれない。西行とか芭蕉とか、もっと広く解釈すれば、お遍路文化も。身の回りを最小限に絞って非日常に身を置く。
ただ、この映画のノマドたちの場合、浮世と関わる季節労働もライフスタイルに組み込まれている。
一方に、人の営み。小さくて不安定で愛おしい。
一方に、世界の巨大さ。広大な自然や、恐竜や、天のかなたの木星や、巨大企業Amazon。
両者は対比されるっていうより、縦糸と横糸って感じ。

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