第82回センバツ、五日目―初出場VS常連2010/03/27 19:24

 春ですね。
 絶好の野球日和。でも、甲子園の風は冷たいから。TV観戦です。

 
 大阪桐蔭、一回戦突破しました、やった!寝坊したので洗濯物干しつつイヤホンで聞いていた初回は、三者凡退してその裏いきなり安打と連続四球でピンチを迎えて、嫌な感じだったのですが、二回に3点先制してからは、危なげなく、楽に観戦できました。
 気持ちよく打ち、気持ちよく走り、きびきび守るいいチームだと思います。7番西田の、先制と9回の二本のスリーベースなど、終盤に畳み掛けて、9点取った、一昨年の夏を思わせる打ち勝つ野球。投手の立ち上がりと、四球が多いのが気になりましたが。
 東海大望洋は、チャンスにもう一本タイムリーが出ない、内野ゴロで取った2点どまり。ミスが失点に繋がったのも残念でした。

 延長10回裏の決勝打について、試合後のインタビューで大垣日大の阪口監督が言っていました、「魂のぶつかり合い」と。
延長の場面だけでなく、試合の随所でそんな緊張感ある攻防が見られて、非常に面白い接戦でした。
二回の表に川島が相手の失策から先制すると、その直ぐ後に大垣日大もスクイズで同点。火花のようなジャブを交わしつつ、試合は投手戦へ。
均衡が破れた6回表、川島がタイムリーで勝ち越す(その前の、盗塁も効いていました)も、
大垣日大も神宮大会優勝の意地がある、回に再び同点に追いつく!
 今回21世紀枠で出場の川島高校は、何とか夏、激戦の徳島大会を勝ち抜いてもう一度ここへ来てもらいたいです。投手の東谷君、最高でした。特に、9回裏の、三者連続三振、しびれました、正に一球入魂の投球でしたよ。
 大垣日大は、スクイズ失敗など、チャンスにもう一つ繋がらない我慢の野球でした。この苦しい試合をもぎ取って、勢いに乗って、本日快勝した大阪桐蔭と、二回戦にぶつかります。

 福岡の自由ヶ丘高校も初出場なんですが、しかし、監督はベテランなんですよねえ。5回に同点に追いついた代打起用とか、光る采配。
 秋のデータはさほど参考にならないとはいえ、今大会出場投手で防御率3位な小野投手。初回に簡単に東海大相模に1点先制されて、不安になったのですが、その後は良く踏ん張りました。
 その踏ん張りが、終盤8回裏の3点勝ち越しに繋がりました。
 東海大相模は、投打の軸にして主将、一二三君が注目されていましたが、最終回に一本安打打って追い上げるも、1点どまり。併殺が多く、機動力もいまひとつ活かせてなかったかなあ。