「心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている」2011/03/08 10:54

「ぶつぶつ言っていないで、試しに飲んでみな。隠し味は塩酸だ」
 無愛想で口が悪いが頭の切れる心霊探偵に、明るくて真っ直ぐな心根の女子大生。
 ベタだ。でもツボな組み合わせ。普段はくーるに憎まれ口たたくくせに、彼女がピンチになると明らかに心配した様子をみせる八雲君。
 他のキャラクターも結構類型的で新鮮味は乏しいのですが、でも軸っていうか、狙いがブレずに安定しているので、だんだん馴染んでくる。
 先月深夜に、アニメ版がまとめて放送されていたのが結構面白くて、それからたまたま図書館で原作第一巻を見つけて借りてきた。
 2004年、文芸社。もともと2003年に「赤い隻眼」と題して刊行されたのが(ウケなかったため)、改題、加筆修正してリニューアルされたもの。
 第一巻には三話入っていて、そのうち一話はTVアニメにはならなかったもの。残りの二話も、アニメ版とは多少の変更点あり。
 挿絵のないライトノベル。簡素ですいすい読める、というか、こなれていない感じの文章。事件のネタが最初から分かっているせいもあるんでしょうが、これならTVアニメの方が面白かったかなあ。
 ぶっちゃけ、八雲君のヴィジュアルと声優さんたちの力が大きいのかも知れない。

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