島津製作所創業記念資料館2019/10/27 12:48

今年も日本人から受賞者が出て、大いに盛り上がりましたが。
世界が注目する、ノーベル賞の意味・価値とは何か。もちろん、その業界の人々にとっては、賞金とか名誉とかあるのでしょう。しかし科学とか物理とか、我々のような門外漢にとって理解の難しい話だ。
ただ、それは案外、距離のある遠い話ではない。各教育機関や企業の研究所での地道な試行錯誤とその成果は、はっきりとは見えにくいけれど、我々の普通の生命活動の中にある。ノーベル賞騒ぎは、それに思いを馳せる、年に一度の機会。


高瀬川の浅い流れに、写真撮影用であろう酒樽積んだ高瀬舟。床や壁は新しいけど、天井の太い梁なんかは古い家屋らしくってステキ。
明治の初めに京都の仏具屋さんが化学機械の製造業に転身し大きく発展し、ノーベル賞受賞者まで出すにいたる。当時サラリーマン受賞者なんて言われてたのは覚えているけど、この田中さんの研究何だったのか、さっぱり記憶に残っていない自分。今年のリチウムイオン電池ほどみんなにお馴染みの製品ではないのでしょう。記念資料館の特集コーナーしっかり見れば分かるのでしょうが、説明のお姉さんに案内されるままな団体ツアーで自由見学はできなかった。
展示してある古い器具類も使用用途が分からないものがほとんど。
最後にコピーを配布してくれたのが、二代目島津源蔵氏の記した「処世の要道」。「事業の邪魔になる人」「家庭を滅ぼす人」各十五か条計三十のお言葉が、なかなか厳しくて耳が痛い。いちいちゴモットモですが、功成すお人っていうのはこんなにも立派に生きるのだなあ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mimikaki.asablo.jp/blog/2019/10/27/9169642/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。