清らかなソプラノ2019/11/10 22:37

初の、兵庫県立芸術文化センター。
友人にお誘いを受けて聴きに行った芦屋交響楽団はアマオケながら歴史は古く、こんな大きなホールで公演するほどの実力。
ストーリー性のある曲目、メインはマーラー4番。歌モノはあまり積極的に聴くことが無かったので、この曲もちゃんと聴くのは初めて。
マーラーらしい美しい弦の旋律に、第四楽章でソプラノのソロが入る。松原みなみさんは明るい笑顔と清らかな歌声を披露してくれました。
しかし、歌詞の日本語訳をよく見れば、<ワインを飲むにも飲み代要らず なんといってもここは天国食堂>……そんな感じで、これって天上世界を表現っていうより、酔っぱらいの戯れ歌ではないの?最後はパタッと酔いつぶれて寝ちゃう感じで。
歌唱がつくと、曲のイメージより詩の解釈に捕らわれてしまう自分。
マーラーの人生順風満帆だった三十歳ごろの、遊び心なのかな。