2021夏、大阪大会決勝2021/08/02 22:53

選手村の皆様はワクチン打っているから確率は低い。という期待はあったけれど、それでも、はるばる日本までやってきて検査陽性のためにトンボがえりというヒドイおもてなしを受けるアスリートがぼつぼつ出てきている。どうせ五輪やるなら、もう一年延期して「完全な形」で開催すりゃよかったのに、政治日程優先さ。
ワクチン未接種の高校球児なら、なおさら「戦わずして去る」可能性は高くなる。センバツ優勝校が神奈川大会辞退、監督さんはこの夏勇退予定だっていうのに。あの素晴らしいエースピッチャーは、夏の甲子園には戻ってこない。


そんな憂い心持を晴らしてくれるような、好ゲームでした。大阪に非常事態宣言発令直前の、大阪大会決勝。両チームとも、前日に延長戦までもつれた準決勝を勝ち抜いての、連戦。
大方の予想通り、序盤から押せ押せの大阪桐蔭、長打で先制、スクイズで追加点という、1点を大事に貪欲に獲っていくいつものスタイル。対する興国は守りのチーム、度々先頭打者を出塁させながら、投手リレーで粘り、1-3のロースコアで最終回。
大阪桐蔭の先発・松浦投手も疲れてくる、そして勝ちを焦ってくる。この試合初めて興国に連打が生まれ、3-3の同点に追いついた、大盛り上がり。
それでも、横綱は相手の勢いに呑まれたりなんかしない、慌てず騒がず、九回裏、「俺が決めたるわ!」という心の声が聞こえてきそうな、火を噴くような主将の一打が、サヨナラタイムリー。
大阪桐蔭、春夏連続出場おめでとうございます。
興国高校は、46年前に甲子園に出て、と言われても全く知らない話でしたが、大阪の誇る二強の一角に競り勝って、もう一角とも最終回までもつれる1点差ゲーム、堂々たる準優勝です。この夏の活躍から、今後さらに力強くなっていくことを期待です。

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