堂本印象 生誕130年2021/09/26 21:58

京都駅からバスで40分ほど、ちょっと遠いけど、以前から気になっていた府立美術館。もともと印象自身が実家のすぐ前に建てた私設ミュージアムで、外観内装の意匠がヘンテコリンでオモシロ楽しく、いつまで居ても飽きない。
企画展は今週末まで、と、思っていたら11月23日まで延長。聞けば、コロナのために次の企画が難しくなって、と率直な返答が。どこの施設も大変なのでしょう。緊急事態宣言が解除されてから観に行きたいっていうお客さんもいるかもしれませんしね。
作品ジャンルが多様な堂本印象(五月に自分が見たのは神社の鳥居デザインだった)ですが、今回は絵画作品を中心に。人気投票BEST10が発表されていて、ポスターになっていた「木華開耶媛」は第3位。しかしポスター外の部分、女神の素足の色っぽさとか春の小川の華やかな景色がセットじゃないと全然違って見える、と思ってこれは絵葉書購入。もう一枚買ったのは、モノクロームで描かれた「夕顔」(同10位)。
印象は抽象画のイメージが強かったけど、動植物の描き方があたたかく可愛らしくて(同2位は春の野の兎だった)ほのぼのします。
抽象画はやはり難しいけど、「交響」(同4位)はなるほど、スタイリッシュ交わり響き合うって感じでした。
企画展後編も、できれば見に行きたい。