嵐を呼ぶ2台のピアノ2022/09/18 10:38

小曽根真、ジャズとクラシック二刀流、一度聴いてみたいと思っていたピアニスト。
鈴木優人、チェンバロを弾いているイメージがありましたが、いろいろな音楽活動をやっていらっしゃるそうで、ついこの間NHKの番組(バッハ特集)にも出演していました。
お二人ともメディア馴れしているっていうか、お話もノリがいいなあ。小曽根さん、喋るとモロに関西人、神戸っ子。
近代と古典の融合。
ジャズ感のあるラヴェルのピアノ協奏曲で始まり、続いてモーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調」。2台のピアノがまさに、会話を交わしていました。お二人のノリの良さが、モーツァルトの朗らかさに合うなあ。楽しい。
アンコールは、割と有名な(でも、タイトルは分からない)ジャズのナンバーで、中にクラシック曲のフレーズが組み込まれていたり。
休憩を挟んで、これも元はムソグルスキーのピアノ曲、ラヴェル編曲の「展覧会の絵」
高らかなトランペットに、ずしりと響く重低音にわくわくしますが、この曲、なぜかいつも、途中で疲れてきてしまう。10枚の絵をモチーフにした楽曲をお散歩曲でつなぐ構成で、切り替えについて行けなくなるのかなあ。
最初の方と、終幕の「キエフの大門」はちゃんと楽しく聴けているのに、中間がぼんやりしてしまって、自分、毎度残念だぞ。