「革命前夜」 ― 2023/09/25 22:03
昭和の終焉からベルリンの壁崩壊までの期間、東ドイツ(DDR)が舞台。主要参考文献もドイツや東欧革命関連ばかり。物資不足と密告の陰がちらつく社会も、興味深く描かれていたのですが。
しかし、これは、著者・須賀しのぶ自身の好みなのでしょう、音楽大学の学生たちを中心とした、青春クラシック音楽小説なのでした。おかげで、久しぶりにゴルトベルクのCDをかけたし、大阪クラシックも意欲的に楽しめました。
物語は日本からの留学生・マヤマの一人称で描かれるので、他の人物の本音とかバックグラウンドが明確には示されないのがもどかしいというか、考察し甲斐があるというか。マヤマはずっとスランプで屈託がある。それを引きずり回す、天才ヴァイオリニストの強欲で強引で折れないところが、めちゃくちゃ格好良い。ラストは、ずるいくらい。
革命が起こり、壁は取り払われても、未来が光輝いているとは限らない、問題は山積み。若き音楽家たちがこの後どう生きていくのか。
続編、出ないものでしょうか。
しかし、これは、著者・須賀しのぶ自身の好みなのでしょう、音楽大学の学生たちを中心とした、青春クラシック音楽小説なのでした。おかげで、久しぶりにゴルトベルクのCDをかけたし、大阪クラシックも意欲的に楽しめました。
物語は日本からの留学生・マヤマの一人称で描かれるので、他の人物の本音とかバックグラウンドが明確には示されないのがもどかしいというか、考察し甲斐があるというか。マヤマはずっとスランプで屈託がある。それを引きずり回す、天才ヴァイオリニストの強欲で強引で折れないところが、めちゃくちゃ格好良い。ラストは、ずるいくらい。
革命が起こり、壁は取り払われても、未来が光輝いているとは限らない、問題は山積み。若き音楽家たちがこの後どう生きていくのか。
続編、出ないものでしょうか。
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