「お父さんのバックドロップ」2016/03/15 00:22

最近読んだモモちゃんシリーズが娘とお母さんの物語だったので、今度はお父さんモノを、と。中島らもも、まともに読むのはたぶん初めてです。
軽い文体でスラスラ読める短編4本。売れない落語家や珍しいペット(伊勢海老とか)を競い合うとか、楽しくもハタメイワクなヘンテコお父さんのコメディなんですが、表題作である一本目のプロレスラー父さんの話だけが意気込みというか熱意がビシビシきて、その後の三本がなんだか拍子抜けに感じられてしまいました。
ベタでも、父と子の対峙、子供の前で戦う姿を見せる父親って、熱い。

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