第11回大阪クラシック、一日目2016/09/12 00:48

今年の初日オマケ、去年と同様クリアファイル。残暑対策に配布の大阪クラシック団扇は、サイズが小型になってファイルにすっぽり入ります。

第1公演:中央公会堂大会議室
柱の陰になってステージ全体が見えない。でも距離は近いし大植さんのぐいぐい引っ張るような指揮っぷりは良く見えます。約50分、短くて馴染みある有名曲を数曲。
ヘンデル/「水上の音楽」より ア・ラ・ホーンパイプ
今年は水都大阪フェス連携プログラムになっているとかで、それでいつもよりちょっと時期が遅くてパンフレットの紙が変わったのか?オープニングは明るく楽しい水の曲。
間違いなくどこかで聞いたことのある可愛い曲だけど、今日初めてタイトルを知った、ボンキエルリ/歌劇「ジョコンダ」より 時の踊り
大阪クラシック頻出の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲や、アンコールの「ローエングリン」第三幕への前奏曲。CD持ってるけど、生演奏の方が断然楽しいんですよねえ。

第4公演:日本生命本店東館
開演前に、会場近くの適塾跡地や古めかしい木造幼稚園舎(重文)をちょっと眺める。オフィス街に時代劇が混じっている感じがステキ。
モーツァルト/ファゴット協奏曲 変ロ長調K.191
ファゴットメイン演奏ってそんなに聴く機会ないですが、これが、ホルンに深みと優しさを加えたような、大樹のごとき音色です。待ち時間にちょっとおはなしした奥さんも、前年の久住さんの演奏を聴いて今年もリピーターになったそうで、確かにこれはハマります。癒し系。
アンコールの、無伴奏チェロ・ファゴットバージョン。そしてビバルディの「冬」(「みんなのうた」で歌詞をつけたやつがお馴染みです)ですが、オリジナルのバイオリンでの主旋律より、ファゴットの方があたたかい暖炉のイメージに合っていると思いました。

第8公演:大阪市役所正面玄関ホール
CD欲しいと思うけど絶対生演奏の方がイイんだよなあ、skyです。自称「雑用係」の近藤さんのお話が楽しい。ピアノの永井さん作曲のオリジナル曲と、サプライズでヴァイオリン田野倉さん40才はっぴばーすでー。
美しい映画のサントラ集を聴いている感じで、今日は特に野津臣貴博さんのフルートがきらめいて聴こえました。

第11公演:本町ガーデンシティ
ベートーヴェン/弦楽三重奏のためのセレナーデニ長調 作品8
ちょっと、モーツァルトっぽい(私的イメージ)ベートーヴェン。
演奏はskyに引き続き、田野倉さんと近藤さん、そしてファゴットの時にも出演していたヴィオラの木下さん。見慣れない若い人がいると思ったら、やっぱり新加入のお人。そろいの黒ユニフォームのトリオ。
美しい演奏。でも、堅い床に座るのはやっぱりお尻痛い。立ち見の方がまだ楽だったかな。