きらきらピアニスト2022/04/10 23:06

正直に言うと、ベートーヴェンのピアノ協奏曲4番は第二楽章のアンダンテが眠たくって苦手なのです(第三楽章は好き)。
それでも、一度は藤田真央君のピアノを生で聴きたくって。どうせならモーツァルトがよかった(ソニーさんからピアノソナタ全曲集リリースするってさ)とは思ったけど。
当初予定されていた外国人のピアニストさんが入国制限(コロナ!)のため、代替出演。
TVで見たまんま、天然と天才は表裏一体的な雰囲気。不思議なカワイイ魅力の演奏。客席に珍しくお子さんの姿があったのだけど、ピアノ習ってる小学生だろうなあ。
次の曲は、100年ほど時代を進めてエルガーの交響曲二番。一番に比べてウケが悪いのがよく分かるっていうか。管楽器やティンパニが派手に鳴るのに何故か盛り上がらない。
過渡期ってやつなのか。ベートーヴェン以降の19世紀ドイツ系クラシック音楽と20世紀ロシア系との中間で、派手に盛り上がるような哲学的に抑制されたような。
指揮者の尾高忠明さんは英国からエルガーメダルなるものをもらってるんだけど。
けっこう鮮明な寝息が聞こえてきて。ちょっと解釈が難しい曲だ。