第97回選手権、11日目、八強出そろう2015/08/16 23:40

酷暑もひと段落、時折雨もこぼれる空。
ああ。高校野球三昧なお休みも今日で、終わりです。

第一試合 秋田商4-3健大高崎
機動破壊VSエースの力投。延長にまでもつれた試合は、成田投手の力強い投球が勝利。
しかし、負けてもやっぱり健大高崎の野球は面白いです。投手に球数投げさせて揺さぶってロースコアで後半勝負に持ち込む戦術。成田君の球も高めなのが増えてきて、一投、一走、に目が離せません。
八回にダブルスチールから相手のミスを誘い、3-3の同点に追いつくとか、完全に健大高崎ペースだったんですが。最後は、成田投手の意地が勝った感じ。

第二試合 関東第一1-0中京大中京
これは延長かな、と思ってニンジンの皮をむいていたら、ほんの少し目を離したすきにサヨナラ本塁打が!
普通なら、このホームランバッター長島君がこの試合のヒーローなんですが。
しかし、最も輝いていたのは、最後に打たれた中京大中京主将・上野投手でした。
そもそも、「甲子園で対戦しよう」って親友との約束を実現するだけでもう、漫画かってくらい格好良い。かつてバッテリーを組んだ鈴木君との対決は、それはもう、気合が入って。特に七回裏二死一、三塁での場面、ファウルで粘る鈴木君を三振に仕留めたときの、格好良いこと。
他にも、六回一死二塁でのオコエ君との対決(三振)も見ごたえありました。
前半をほぼ完ぺきに抑え、要所要所を力投で乗り切ったのに、一つの失投で息の根を止められる、それが野球。

第三試合  仙台育英4-3花巻東
東北対決。初回にあっさり2点取った時は仙台育英のワンサイドになるかと思ったのですが、花巻東もすぐに取り返して、食らいつく。打たれた先発投手をすぐに変えてエース登板、互角の試合にもっていきました。
でも、やっぱりどこか仙台育英の方に、点差以上に余裕があった感じかなあ。

第四試合  興南4-3鳥羽
サヨナラ勝利した石見智翠館戦でも思いましたが、興南の選手起用ピタリと当たるなあ、監督さんの力大きいや。
終盤までリードしていたのは鳥羽だったのですが、松尾投手は結構安打を打たれてきたので、いつ逆転されるかとヒヤヒヤもの。
スクイズを外してヨシ、と思ったら次にタイムリーを打たれてしまうあたり、もう興南の流れを、凌ぎきることができませんでした。
近畿最後の砦、京都の府立チームが甲子園を去ります。