第92回全国高校野球選手権大会、準決勝2010/08/20 19:42

  お盆休みも終った平日だというのに、いっぱいに入った甲子園。
 平日は道路も込んでいて、甲子園球場にたどり着くまでにすでにヘロヘロ。昨夜凍らせたペットボトル3本と保冷剤と冷やしたバナナをバッグに詰めて、でも足りなくって結局MATCHを一本買って渇きと電解質を補給して。




第一試合
 やはり最後に決めたのは、この男。
 1点リードの九回裏二死、背後には味方の失策で三進した走者。そこで迎えた報徳4番腰井に投げた、力いっぱいのストレートで、三振。島袋投手、疲れはないのか!?
 準決勝の組み合わせを見て、興南の連覇を阻止できるのは報徳学園しかないだろう、と思いました。何故なら、エース級の投手が2人いるから。興南打線は終盤畳み掛けるように猛攻を加えますから、勢いづかせる前に投手交代するのが最善の策ではないでしょうか。
 たまに例外もありますが、夏は複数投手がいたほうが有利なものです。
逆に言うと、決勝まで行けば、相手が成田の中川投手でも東海大相模の一二三投手でも、一人で投げて連戦で、疲労しているのです。
 ですから、こういう言い方はあまり好きではありませんが、これが事実上の決勝戦となるかと思って、観に行ったんですよねえ。
 しかし報徳学園、普通は、序盤に5点リードすればその後も落ち着いて試合を運べそうなものなのですが。追加点を取れなかったのは島袋の力を褒めるにしても、攻撃に守備にぽこぽこミスが出てしまうのは、報徳らしくない。準々決勝の聖光学院もそれまで鉄壁だった守備が乱れて崩れてしまったのですが、興南打線は相手のミスを誘うような何かがあるのでしょうか。
 報徳学園は、ミスが絡んだ5回の3失点が痛かった。興南相手に、ちょっとの隙もみせてはならないのです。投手交代も、7回同点に追いつかれてなお三塁に走者を負う場面で。田村君も好リリーフしたのですが、逆転は避けられず。
 6-5。報徳は勝てる戦力を持ちながら負けてしまったようにも思えますが。
 でも、ナイスゲームでした。

第二試合
 一二三投手はやっぱり、ノーコンのイメージが消えません。今日の試合も3回、押し出しを含めた四球がらみで5失点、成田に逆転を許してしまう。
 しかし東海大相模は打線に勢いがあり、ドンドン点を取って勝利。
 というか、やっぱり、中川投手が疲れていたんですよねえ、球威が。終盤もあれは、一塁ベースカバーに入る力も残っていなかったのでしょうか。
 成田・中川投手、被安打19、11失点で甲子園を去る。
 東海大相模・一二三投手もまた、被安打14で7失点しているのですから、四死球が多いの(9個)はいつものことにしても、本調子ではないんでしょうね。
 明日の決勝戦、どうなるか。