「インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル」2023/08/05 16:57

INDIANA JONES and the DIAL OF DESTYNY
時を駆けるインディ。
デジタル技術のすごさ。冒頭から戦時中のナチスと闘う(考古学者なんだか007なんだか)若きジョーンズ博士っていうかハリソン・フォード。本当に、どう加工されているのか、わからない若い頃の彼がいるようにしか見えない。実年齢80になろうという主演がどの程度当人によるアクションを演じているのか、どこまでがスタントと加工技術で見せているのか、区別はつかない時代なのです。
しかし、ドキドキワクワクの、このシリーズっぽさは、作中ではこの過去編まで。人類が月にたどり着いたと沸き立つ時代とはうらはらに、年取ったインディは公私ともに順調とは言い難く、しょぼくれているのだ。スピルバーグでは無くマンゴールドが監督した影響もあるのだかろうか、シリーズに特有の冒険はあっても、ユーモアはそぎ落とされてしまった。
その代わり、ヒロインに陽性のキャラクターを持ってきたけれども。
過去へ。古代の偉人とその時代をこの目で。考古学の世界で生きてきた彼には、それは、まさに、夢。しかし物語は、良くも悪くも、それを肯定してはくれないのでした。

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