「シャーロックホームズの思い出」 ― 2024/12/21 22:33
The Memoirs of Sherlock Holms
シリーズの第二短編集。「海軍条約文書事件」がラストの茶目っ気も含めて結構好きです。
ホームズがワトソン博士と出会う前の探偵業初期の事件やの学生時代の様子が描かれたり、兄のマイクロフトが登場したり、物語の世界観が広がってきそうなところで、大犯罪組織の首領・モリアーティとの対決で命を落としてしまう。
人気が出てきたのは良いけど、ドイルはネタに困ってきたのかも知れません。「株式仲買人」は構造が「赤毛連盟」にそっくりですし。
ワトソン医師と大陸旅行(という名の避難行動)に出る前の、教授との水面下の暗闘や網をかけていく過程を長編でつぶさに説明してもらいたいところです。最後の対決だけ描かれて、簡単に名探偵を葬り去られてしまっても、読者は不満でしかありません。
熱心な読者が、著者の創作方針を転換させてしまうことがあるという、実例。
シリーズの第二短編集。「海軍条約文書事件」がラストの茶目っ気も含めて結構好きです。
ホームズがワトソン博士と出会う前の探偵業初期の事件やの学生時代の様子が描かれたり、兄のマイクロフトが登場したり、物語の世界観が広がってきそうなところで、大犯罪組織の首領・モリアーティとの対決で命を落としてしまう。
人気が出てきたのは良いけど、ドイルはネタに困ってきたのかも知れません。「株式仲買人」は構造が「赤毛連盟」にそっくりですし。
ワトソン医師と大陸旅行(という名の避難行動)に出る前の、教授との水面下の暗闘や網をかけていく過程を長編でつぶさに説明してもらいたいところです。最後の対決だけ描かれて、簡単に名探偵を葬り去られてしまっても、読者は不満でしかありません。
熱心な読者が、著者の創作方針を転換させてしまうことがあるという、実例。
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