「から騒ぎ」2011/02/06 11:01

 なんか、すっごい百合っぽい。
 仲良くケンカしてるよ、新プリキュア。




 「らぶらぶ大作戦」提案者のアラゴン大公がなかなかチャーミングな格好良さだったのですが、なんでこの人を黒人(テンゼル・ワシントン)が演じて、それなのに弟君は白人(キアヌ・リーブス)なのか、よく分かりません。
 高校の図書室で読んで以来、シェイクスピア作品ではダントツに好き。
 シェイクスピアでは勇ましいor恐ろしい女性が多いですが、中でもベアトリスは、元祖ツンデレというか、皮肉と毒舌の嵐です。
 女嫌い独身主義者のベネディクトが、大公たちの作戦にまんまとひっかかって(シェイクスピアの登場人物たちは、いつも簡単にだまされすぎます)ころっと態度を変えてしまう様は、分かって観ていても、爆笑モノです。
 ケネス・ブラナー監督、脚本、主演。
 吹き替えで観たのですが、字数制限のある字幕よりも独特の台詞の面白さが味わえたと思います(道化を描くには英語のほうが適しているのかもしれませんが)。録画を消さずに繰り返し観たいと思えた作品。
 絵に描いたようなのどかな田舎、その領主の屋敷へ突然大公がやってきて大慌てで出迎え準備、野外の宴で着ける仮面のユニークなデザイン。
 台詞だけでなく映像でも愉快なコメディ感覚がほとばしっています。
 それが、大公の弟の悪だくみによってひどい事態になっていくのですが。
 最後は、仲良くケンカして、みんなで楽しくダンス。