「アリス・イン・ワンダーランド」 Alice in Wonderland2010/06/02 13:59

 そしてヒロインは、穴の下のへんてこなワンダーランドから、地上にあるへんてこなワンダーランドへ帰還する。新しい冒険をするために。

 とりあえず、休暇中は映画観ようかと、昨晩ようやく観に行ってきました(一日はサービスデーですし)、話題のアリス。

 3D映画は初めてで、なるほど立体的に見えるなあ、って思いましたが、あの映像なら2Dでもちゃんと面白く見られたようにも思います。アクションの質によっては3Dのほうが迫力あるんでしょう(アクションじゃないですが、エルム街の悪夢がリメイクされるそうなので、あれを3Dでやられたらメチャメチャ怖いと思う)が、クライマックスである怪物との直接対決シーンは私、結構眠かったですし。
 字幕が浮き上がって見えてしまうのはどうも違和感があり、不思議の国の賑やかな映像を楽しむなら字を読まなくていい吹き替えの方が良かったかもしれません。

 地上ではなんだか冴えない顔色だったアリスが、ワンダーランドを冒険していくうちに段々生き生きとしてくるのが良かったです。ラストシーンで芋虫さんが美しい蝶になって舞う演出は素朴ですが素敵な感慨があります。
 アリス以外のキャラクターも、猫も兎も双子も蛙もみんな可愛かったです。暴君全開な赤の女王だって、頭でっかいのを気にして周辺を大きな身体パーツを持つ人で固めたり眼帯騎士にメロメロだったり人望ある妹に嫉妬したりと、こうして並べてみると本当に権力持たせちゃならない困った子供みたいな人物ですが、それでもなんか可愛らしかったです。
 帽子屋は異様に格好良かったです。もっとイカレタ感じを想像していたのですが。
 原作ではどうだったっけ?読み返してみようかなあ。